滝沢秀明氏肝入りのIMP.、CM決定でジャニーズファン冷ややか……デビュー曲はTravis Japanに及ばず
滝沢秀明氏が今年3月に設立を発表した新会社「TOBE」。これまでに元V6・三宅健、元King&Prince・神宮寺勇太や平野紫耀、ジャニーズJr.内ユニット・IMPACTors、元Jr.の大東立樹が“合流”しており、今後もジャニーズ事務所を退所したタレントが移籍するのではないかとウワサされている。
そんな中、「IMP.」(アイエムピー)というユニット名で再出発を切った滝沢氏肝入りの元IMPACTorsの7人が、靴小売店・ABC-MARTの広告に登場。adidasのランニングシューズ「SWITCH RUN」をPRしており、9月14日より ABC-MARTのYouTubeチャンネルなどでウェブムービーが公開され、「IMP.」の公式サイトでも、「ABC-MART adidas『SWITCH RUN』のWEB CMへ出演決定!!!!!!!」と報告。
このニュースを受けて、ネット上のファンからは「ABC-MARTのWEB CM出演、おめでとう! めちゃくちゃうれしい」「『IMP.』のCM、よかった。タッキーのマネージメント力がスゴい!」「TOBEのスピード感とタッキーに感謝」と歓喜の声が上がった。
一方で、ジャニーズファンからは冷ややかな声も聞こえてくるという。
「現在、ジャニーズ事務所は創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)による“性加害問題”の影響で大揺れしています。事務所側は9月7日に記者会見を行い、ジャニー氏の姪である藤島ジュリー景子氏が性加害の事実を認めた上で、被害者に謝罪しました。しかしこれ以降、スポンサー企業が続々と撤退。ジャニーズタレントをCMに起用していた複数の企業が『現在の広告契約は期間満了をもって終了』と発表し、今後の出演に関しても難色を示しています」(ジャニーズに詳しい記者)
こうした状況下で、“元ジャニ”である「IMP.」が新規の広告の仕事を掴んだため、一部ネットユーザーが「『IMP.』は元ジャニーズなのに、TOBEのタレントのCMは禁止にしないの?」「ジャニーズタレントのCMはダメで、元ジャニなら大丈夫なのは違くない?」「TOBEのタレントなら広告が許されるのはなぜ?」などと噛みついた。
IMP.、デビュージングルは2週目で累計2万DL……Travis Japanに及ばず
知名度の高いABC-MARTやadidasに関する仕事をゲットしたにもかかわらず、非難の対象となってしまった「IMP.」。一方で、8月18日にデジタルシングル「CRUISIN’」で世界デビューを果たし、9月15日には早くも2ndシングル「IMP.」(グループ名と同曲名)を配信リリースした。
YouTubeチャンネル「IMP. OFFICIAL」では、9月15日午前0時に「IMP.『IMP.』Official MV」を公開し、再生回数は、同日午後7時時点で56万台を記録。ちなみに、前作「CRUISIN’」も、リリース当日の18日午前0時にMVを同チャンネルにアップ。同日午後9時、グループのX(旧Twitter)アカウントは、100万回再生を突破したことを報告している。
また、8月18日配信開始のデビュー曲「CRUISIN’」は、同日付の「オリコンデイリー デジタルシングル(単曲)ランキング」で、2位にランクイン。ダウンロード(以下、DL)数は3,559DLだった。さらに、28日付の「週間デジタルシングル(単曲)ランキング」(集計期間:2023年8月14~20日)においては、8位に初登場。DL数は5,114DLとなっていた。
そして、9月4日付の「週間ランキング」(集計期間:2023年8月21~27日)だと、1万4,637DLを記録し、2週目にして1位を獲得。ニュースサイト・ORICON NEWSの記事(30日付)によれば、累積DLは1万9,751DLだったという。
「MVが公開日の夜に100万再生を達成した点を考えれば、少し物足りない数字と言えるでしょう。ただ、『IMP.』は同曲のリリースに合わせて、21日からDLキャンペーンを開始。オリジナルデジタル特典(応募者全員)や、抽選でオリジナルポスターをプレゼントするという試みでした。対象の購入期間は、21日午前0時~27日午後11時59分まで。ファンの中にはキャンペーンの開始とともにDLした人もいたでしょうから、初週の段階だとあまりDL数が増えていなかったのかもしれません」(同)
なお、古巣・ジャニーズ事務所では昨年10月28日にTravis Japanが1stデジタルシングル「JUST DANCE!」をリリースし、全世界デビューしている。11月2日公開のORICON NEWSの記事は、同曲が配信開始から3日間で6.7万DL(6万6,716DL)を記録したと伝えていた。
「『IMP.』が2週目で1位になった一方、Travis Japanは週間デジタルシングル(単曲)ランキングで初登場1位に。『IMP.』は2週目で約2万DLだったわけですから、Travis Japanの記録には及ばず。やはり、人気や知名度はまだまだ足りていない印象です」(同)
CMも決まり、順調なスタートを切ったかに思えるが、楽曲のDL数は芳しくない「IMP.」。今後の伸びしろに期待したいところだ。
【IMP. デビュー曲「CRUISIN’」DL数】
・初日3,559DL(オリコンデイリー デジタルシングルランキング2位)
・初週5,114DL(週間デジタルシングルランキング8位、集計期間:2023年8月14~20日)
・週間1万4,637DL(週間デジタルシングルランキング1位、集計期間:2023年8月21~27日)
【Travis Japan デビュー曲「JUST DANCE!」DL数】
・配信3日間で6万6,716DL