中島健人『A-Studio+』収録中止は降板ドミノの前兆か――花王提供「日テレ土曜ドラマ」からジャニーズ消える?
Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔と笑福亭鶴瓶がMCを務める『A-Studio+』(TBS系)について、Sexy Zone・中島健人ゲスト出演回の収録を見合わせにしていたと、9月15日付の「スポーツニッポン」が報じた。すでに広告起用の見送りが各所で発表されているジャニーズ事務所の所属タレントだが、テレビ番組にも影響が出始めたことになる。
記事によると、中島は『A-Studio+』の10月放送予定回にゲスト出演することになっていたものの、9月15日に予定されていた収録が中止に。同番組は、ジャニーズタレントの広告起用を中止すると発表した花王の一社提供であり、同社の意向が番組制作に反映されたとみられる。
「花王は9月11日、ジャニーズタレントの広告起用について『現段階では変更の予定はありません』としたものの、翌12日には一転『現在展開しているジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は、可及的速やかに中止いたします』と発表しました。『日刊スポーツ』は、TBSが『中止ではなく延期』と説明していると報じたとはいえ、いずれにせよ、一社提供という特質上、花王の意向を汲み、TBS側が今このタイミングで中島を出演させるのは避けるべきと判断したのでしょう」(スポーツ紙記者)
当の中島は15日、自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)を更新し、ファンに向けて「たくさんの応援の言葉ありがとう 嬉しかったです そして心配かけてごめんね」といったメッセージを発信。報道内容自体を否定することはなかった。
一方、番組MCの1人である藤ヶ谷の出演に関しては、「現時点で出演に変更はない」と報じられているが、「中島の収録を中止もしくは延期したとなれば、藤ヶ谷に関しても何らかの措置を取らないと、整合性の面で世間の批判は避けられないでしょう」(同)という。
花王が提供する“ジャニーズ枠”日テレ土曜ドラマはどうなる?
そんな花王が提供する番組は数多く、お茶の間にも“ジャニーズ枠”として認知されている日本テレビの土曜ドラマ枠もその一つ。
「同放送枠は、長らく花王が筆頭スポンサー。一社提供ではないものの、ほかのスポンサー企業が花王の意向に追随すれば、今後この枠に、ジャニーズタレントの出演がなくなるといった影響が出てくるかもしれません。一方、もし他社が『ジャニーズタレントの起用は問題なし』とすれば、花王だけがスポンサーを降板するということもあり得る。ただ、これまでの同社の日和見対応を見る限り、当面は他社と足並みをそろえるのではと予想できます」(広告代理店関係者)
日テレ土曜ドラマは、10月期にSexy Zone・菊池風磨主演の『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』を放送予定。また、一部報道では、来年1月期に、嵐・櫻井翔主演の『大病院占拠』(23年1月期放送)の続編を放送する見込みと伝えられている。
果たして、ジャニーズの降板ドミノはドラマ界でも生じるのか――『A-Studio+』でのジャニーズの取り扱いとともに、日テレ土曜ドラマの先行きにも注目が集まる。