橋本環奈、『千と千尋の神隠し』で上白石萌音と比較され……広瀬アリスは「泥水すすってきた」――女優たちの苦悩
――サイゾーウーマンの管理人で芸能通のしいちゃんが、編集部員を相手にこの1週間で話題になった芸能ニュースを解説
編集G 世間はジャニーズ事務所創業者である故・ジャニー喜多川氏の性加害問題の話題で持ち切りだね。CM契約の打ち切りは致し方ないかもしれないけど、罪の無いジャニーズタレントたちまで苦しい思いをしているのかと思うと、なんだかいたたまれない気持ちになるよ。一方で、被害者を誹謗中傷する人もいて、SNSを開くたびにうんざりしちゃう。だから最近はあまりSNSを開かないようにしているんだけど、最近なにか気になるトピックはある?
しいちゃん 女優・富田望生が、つきまとい被害に遭ったようで、9月12日に自身の公式インスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)で、「駅や空港で待たれてる方…お願いです」「乗り換えの電車の中やタクシーのドアが閉まる寸前まで等非常識に後を付けるのはやめてください」(原文ママ、以下同)と注意喚起していたよ。
編集G 富田って、King&Prince高橋海人とSixTONES・森本慎太郎がダブル主演した4月期の連続ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)で、南海キャンディーズの山崎静代役を演じた子だよね。高橋、森本と同様に、その演技力の高さが評価されていた印象がある。
しいちゃん 知名度もグッと上がったしね。どうやら彼女は、いままでにもたびたび後をつけられたことがあったようで、「一人だと、対応・断りをしても尚、執念く後を付けられてしまい… とても怖いです」「周りの方やあなたの怪我にも繋がってしまいます この様な行動は本当にやめてください 宜しくお願い致します」とつづってた。
編集G もし相手が異性なら、体格差もあるだろうし、なにかあったときに力では敵わないだろうから、より怖いと思う。表に出る仕事をしていると、仕事のスケジュールによって行き先とかも特定されやすいから、大ごとになる前に、事務所側が然るべき対策を講じてほしいな。
橋本環奈、舞台『千と千尋の神隠し』で「周りの言葉を気にしてた」
しいちゃん 芸能人はいろんな苦労があるよね。橋本環奈は9月3日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演し、昨年、上白石萌音とダブルキャストで主演した舞台『千と千尋の神隠し』について「多々比較されていました。それも私たちはわかっていた」と明かしてた。
編集G あの舞台は、それぞれのポスタービジュアルが公開された時点で、“格差”があるとツッコミの声が寄せられていたよね。上白石バージョンは、私服姿で海に沈んだ線路を歩く映画版(2001年)終盤のシーンを再現したシンプルなものだった一方、橋本バージョンは、映画中盤の花畑のシーンを切り取った華やかな仕上がりになっていて、「明らかに橋本版のほうが力が入ってる」って批判されてた。
しいちゃん 肝心の演技面では、上白石は舞台経験豊富で歌唱力にも定評があったけど、橋本にとっては初舞台。ネット上などで実力差があることを懸念する声が上がっていたけど、本人たちも把握していたみたい。橋本は番組で、「周りの言葉を私は気にしていた」「言われてることに関して、もちろんお互い知っている。ネットとかもそうですけど」と語り、上白石から「どうせ知らないしな、うちらのこと。気にすんな」と励ましてもらったそう。
編集G ダブルキャストとなると、わかりやすい比較対象がいるから、余計に見る人の目も厳しくなる。相当プレッシャーを感じただろうな。ちなみに、同舞台は24年公演から、川栄李奈、福地桃子の2名が主人公・千尋役に加わり、4人で演じるみたい。キャストが増える分、評価も分散するだろうから、橋本のプレッシャーも軽減されるかもね。
広瀬アリス、妹・すずと比べ「泥水すすってる期間長かった」
しいちゃん “比較”という点では、広瀬アリスは、9月4日放送の『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK)に出演した際、笑福亭鶴瓶に「オレらから見たら、広瀬姉妹はトントン拍子やんか」と言われ、「私は全然。私はわりと泥水すすってる期間長かった」と妹・すずと比較して語ってた。
編集G 美人姉妹、仲良し姉妹としてメディアに登場することも多い広瀬姉妹だけど、確かに、アリスはすずと比べるとやや遅咲きな印象がある。自分より後にデビューしたすずが先にブレークして世間から何かと比べられただろうし、その相手は他人ならまだしも、実の妹だし、つらかったと思うわ。でも、「泥水すすった」って言えるのは、今成功しているからこそ。過去のつらい経験を糧に、今後も活躍していってほしいね。