男性アイドル
[ジャニーズメディアの裏側]

「ジャニーズの暗部をすべて抱えて去った」前副社長・白波瀬傑氏に見る、絶対的な忠誠心

2023/09/09 13:30
サイゾーウーマン編集部
白波瀬氏はどこへ?(C)サイゾーウーマン

 9月7日、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所が会見を行った。同問題の隠ぺい以外にも、同社が抱えるさまざまな問題が浮上する中、取材陣からは副社長を務めていた白波瀬傑氏の責任について、厳しい指摘が相次いだ。

 白波瀬氏は会見の2日前、藤島ジュリー景子氏の社長辞任、東山紀之の新社長就任と同時に、引責辞任していたことが判明。しかし、現役のジャニーズ関係者では最古参である白波瀬氏が、一連の問題について沈黙したまま、会見にも出席しなかったことには、報道陣並びにネット上から批判が噴出している。

 先月29日に再発防止特別チームが公表した調査報告内でも、白波瀬氏についての記述は多数見受けられた。ジュリー氏のように辞任を求められてこそいないものの、同氏は今年になって代表取締役に就任しており、実質的にジャニーズ事務所はジュリー氏と白波瀬氏のツートップ体制だったことも明らかに。

「白波瀬氏は70年代に渡辺プロダクションからジャニーズに移籍し、藤島メリー氏(前名誉会長、21年に死去)の直属で、豊川誕ら当時のジャニーズ所属タレントのマネジメントを行っていました。その後、宣伝部署のトップになると、専務取締役、取締役副社長、最終的に今年1月に副社長のまま代表取締役にまで登りつめ、それでもなお現場に立ち続けてきた生粋の叩き上げ。調査報告では、主に宣伝業務を担当していたとされていますが、スポーツ紙や週刊誌、情報番組など、芸能メディアの窓口業務を一手に担っていたことでも有名です」(週刊誌記者)

 かねてより芸能界では、芸能プロでマスコミ対応を行うポジションの人物を“番頭”と呼称する文化があり、会見中も記者が、白波瀬氏を「番頭」と呼ぶ場面があった。

「白波瀬氏は、ジャニー氏による性加害に関して『最近になって認識した』という調査結果が出ています。しかし、それ以上に会見で問題視されたのは、彼がメディアに対して圧力をかけ続け、ジャニーズに有利な状況を作りだしていたのではないかという疑惑。現在でもテレビ局をはじめ、ジャニーズに忖度するメディアが残っている現状について、井ノ原快彦は『白波瀬さんも、(ジャニーズ以外のタレントを番組に起用するのは)止めろと最初は言ったかもしれない。ただ、その後はずっとそれが続いているだけ。それを正さないといけない』と踏み込んだ発言をしていました」(同)

白波瀬傑氏は、メリー氏に絶対に逆らえない? 2人の主従関係

 ジャニーズがこれまでに特定のメディアとのみ懇意な関係を築き、意図的に情報を操作していたことは紛れもない事実。アメとムチの“アメ”をもらえていないメディアからすれば、白波瀬氏に対してここぞとばかりに批判的になるのは当然だろう。

「その結果、ジャニー、メリー両氏がこの世を去り、またジュリー氏が辞任した今、白波瀬氏は“諸悪の根源”として、会見中に記者から猛批判を受けました。ただ、メディアへの圧力を主導していたのはメリー氏なのは間違いなく、白波瀬氏はその罪を一身に引き受けた格好にも見える。会見場にさえ姿を見せなかった白波瀬氏は、ジャニー・メリー体制が生んだジャニーズの暗部を、すべて抱え込んで去っていったといえるでしょう」(テレビ局関係者)

 ジャニー、メリー両氏の生前から、白波瀬氏のジャニーズ事務所への忠誠は絶対的なものだったといわれる。特にメリー氏には「絶対に逆らえないというか、2人の間には確固たる主従関係があるように見えた」(同)という。

「ただ、彼が半世紀にもわたり、この仕事を続けてきたのは、“ジャニーズ愛”があってのことでしょう。メディアとの折衝だけにとどまらず、直近でも、タレントのグラビアの打ち合わせ、舞台・コンサートの宣伝や観劇、ジャニーズJr.のプロモーションに奔走していましたから。これらはやはり、紛うことなき“ジャニーズ愛”がなければ務まらない業務だと思います」(同)

 白波瀬氏は現在70代半ば。彼が去り、現社長の東山、取締役の面々も50代が中心となって、図らずもジャニーズ事務所は世代交代が果たされることになった。

 新世代の経営陣には、白波瀬氏をスケープゴート扱いにして終わりとせず、誰からも愛される新たなジャニーズ事務所をつくり上げていってほしい。



サイゾーウーマン編集部

芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

X:@CyzowomanC

Instagram:@cyzowoman

オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン]

最終更新:2023/09/09 13:36
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 今宵あなたとひたむき淫ら
  3. 水着をズラした彼のアソコは超XL~更衣室で肉食獣みたいに攻められ乱れて入ります!?~
  4. ニセモノの恋なので溺愛はいりません
  5. アソコのサイズが見えるようになったのですが!?~通常サイズがほとんどなのに会社の隣の彼がXL!?~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト