『科捜研の女23』第3話、視聴者を驚かせた“斬新な証拠”とは? 犯人にはツッコミも
沢口靖子主演のドラマシリーズ『科捜研の女』season23(テレビ朝日系/水曜午後9時~)。第3話が8月30日に放送され、犯人逮捕の決め手となった“ある証拠”に、ネット上で「斬新!」と驚きの声が上がった。
同シリーズは、京都府警の科学捜査研究所に所属する法医研究員・榊マリコ(沢口)とその仲間たちの活躍を描く推理モノ。昨年10月期のseason22からは、小池徹平がレギュラーキャストとして加わった。
※以下、『科捜研の女』第3話のネタバレを含みます。
第3話では、公園で女性が何者かにカッターナイフで背中を切りつけられて転倒し、脳挫傷で死亡する事件が発生。6年前から断続的に起きている4件の“未解決通り魔傷害事件”と手口が酷似していることから、過去の事件の被疑者であったカフェ経営者・栗城明良(玉城裕規)に疑いがかけられる。
土門薫(内藤剛志)の先輩刑事・郡司武士(長谷川初範)は、事件が起こるたびに栗城を聴取していたが、証拠が一切残っていないため逮捕に至らず。今回も同じく証拠が見つからず、マリコら科捜研メンバーは苦戦する。
その後、6年前に起きた1件目の通り魔事件は、郡司の息子が犯人であることが発覚。1件目の犯行現場に偶然通りがかった栗城は、郡司の息子が落とした凶器のカッターナイフを持ち帰り、今度は自分が犯行を重ねていたのだ。郡司はそれを知りながら、息子が1件目の犯人であることがバレるのを恐れ、栗城の犯行を見逃していたのだった――。
『科捜研の女』、「証拠を落としすぎ」とツッコミも
「結局、栗城が金属アレルギー体質であったことから、事件が解決。栗城は被害者女性が持っていたニッケル製のチャームを持ち去っており、これが原因で手の平に赤いブツブツができてしまったんです。事件現場に残された証拠ではなく、証拠を持ち去ったからこそ犯人逮捕につながるという流れに、『これは新しい!』と驚く視聴者が続出。一方、犯行現場にカッターナイフ、学生証、さらに被害者から奪ったハンカチを落として立ち去った郡司の息子に対しては、『いくらなんでも証拠を落としすぎ』とツッコミが相次いでいます」(テレビ誌記者)
そんな第3話の世帯平均視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、個人は5.1%。前回の世帯8.7%から0.6ポイント上昇した。
なお、同枠では10月より、水谷豊主演ドラマ『相棒 season22』がスタートするとのこと。同枠では毎年、4月期に井ノ原快彦主演『特捜9』、7月期に東山紀之『刑事7人』(今年は6~8月に放送)が放送されることが定番化しているため、今後は「『特捜9』→『刑事7人』→『科捜研の女』→『相棒』」という年間ルーティンが生まれそうだ。
「ただ、『刑事7人』は8月9日に放送されたシーズン9の最終回で、東山演じる主人公・天樹悠刑事が退職。田舎暮らしを始め、終盤ではクワで畑を耕す姿も見せていました。そのため、ネット上で“シリーズ終了説”が飛び交っているんです」(同)
斬新な展開が話題となっている『科捜研の女』の第3話。今シーズンは「面白い」という声も目立つだけに、さらなる視聴率上昇も期待できそうだ。