美 少年メンバー3人、“活動継続”は「甘い」「自粛より厳しい」とジャニーズファンから賛否
金指一世の“寝顔写真”をはじめ、那須雄登の“シュークリーム投げつけ動画”がネット上に流出し、物議を醸していたジャニーズJr.内ユニット・美 少年。8月18日、ジャニーズ事務所は公式サイトを通じて、金指、那須、そして一部動画の撮影に関わったとされる佐藤龍我に事実確認を行ったことを報告した。3人は自身の過去の行動を認めたというが、事務所サイドは謹慎処分などは下さず、彼らの「活動継続」を発表。ジャニーズファンからは賛否両論の意見が噴出している。
「騒動の発端は、8月12日未明頃、とあるX(旧Twitter)アカウントが金指の寝顔写真のほか、女性との“つながり”を示すようなLINEのスクリーンショット画像などをアップしたこと。相手女性は、美 少年のコンサートや舞台で頻繁に目撃されていた金指のファンで、顔出しでインスタグラムアカウントも持っている一部で有名な人物でした。流出したデータの中には2人が公演中のファンサービスについて会話する音声もあり、それらはどんどん拡散されていったんです」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、今度は別のXアカウントが那須の動画をアップ。那須が“壁にシュークリームを投げつける”一幕が収められた動画で、2017年頃に東京・帝国劇場の楽屋らしき場所で撮影したとみられる。なお、動画に入っている声から撮影者は佐藤だと目され、瞬く間にジャニーズファン以外にも広まり大炎上。ネット上では金指、那須、佐藤に処分を求める書き込みも上がっていた。
その後、ジャニーズ事務所は数日間沈黙を貫いていたが、18日になって公式サイト「Johnny’s net」などに「弊社所属ジャニーズJr.金指一世・那須雄登・佐藤龍我(美 少年)に関するご報告」(原文ママ、以下同)と題した文章を掲載。3人に事実確認をしたところ、「いずれも過去に自身がとった行動であることを率直に認めました」と報告した。
「金指につきましては、今回のような報道がなされること自体、タレントとしての自覚と責任に欠けた行動であったと認識しております」「また、那須の行為とそれを撮影しておりました佐藤につきましては、いかなる理由があったとしても決して許されるものではなく、タレントである以前に一人の人間としてあってはならないことです」と、それぞれを一刀両断している。
また、3名が深く反省していることに触れつつも、「それだけでこの件に区切りをつけることはできません。それぞれ性質が異なる事案ではございますが、今回の状況を総合的に判断し、このまま活動を継続させていただく方が、これから社会人として成長していかなければならない3人にとって、本当の意味での自覚と責任を獲得することにつながるのではないかと判断」したと説明。3人の活動継続を宣言したのだ。
そのほか、Jr.の育成にあたっているジャニーズアイランド社長・井ノ原快彦(20th Century)のコメントや、金指、那須、佐藤に加えて、残る美 少年メンバーの藤井直樹、岩崎大昇、浮所飛貴の謝罪文も公開した。
美 少年3人、活動継続で「甘すぎ」「自粛より厳しい」とファンの意見さまざま
なお、美 少年は8月19、20日に東京ドームで行われるコンサート『ALL Johnnys’ Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』に出演予定。同26日から27日にかけて放送されるチャリティー特番『24時間テレビ「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)では、東海3県(愛知、岐阜、三重)のメインパーソナリティーに起用されている。
こうした状況を踏まえて、ネットユーザーからは「ドーム公演や『24時間テレビ』が控えているから活動継続なの?」「この問題でお咎めなしとかありえない。厳罰に処すべき」と手厳しい反応が相次いでいる。
「また、タレントによって処分が異なる点を指摘するファンも。例えば、Jr.内ユニット・少年忍者に在籍していた平塚翔馬は、昨年1月に女性とのツーショット写真がネット上に流出。半年後の6月にJr.公式エンタメサイト・ISLAND TVに『ご報告』というタイトルの動画をアップし、少年忍者を脱退して、Jr.として個人で活動していくことを発表しました。詳しい理由は明かしませんでしたが、写真流出によって『グループを辞めさせられた』と考えるファンは多いようです。なお当時は、滝沢秀明氏がジャニーズアイランドの社長を務めていました」(前出・ジャニーズに詳しい記者)
一方、昨年秋に退社した滝沢氏の後任に井ノ原が就任後は、今年6月に、プライベート動画や写真が出回ったことで未成年喫煙疑惑などが浮上した関西Jr.内ユニット・Ambitiousの小柴陸が無期限活動休止処分に。それだけに、今回の不祥事と比較して「美 少年の3人が活動継続させてもらえるのは甘すぎる」との意見も噴出した。
だが、一部で「活動継続=お咎めなしではない」という見解を示す人も。「世間に厳しい目で見られながら活動を継続するのは、それはそれで精神的にしんどいと思う」「気まずくて、どんな顔して仕事すればいいのかわからないよね」「活動自粛させて、ほとぼりが冷めた頃に復帰させるよりも、この状況で活動継続させるほうがよっぽど厳しい処分」と、事務所の判断を肯定する書き込みも散見される。