『VIVANT』完全シークレットだった二宮和也は「超重要な役」か――本人が語る「割に合わない苦労」とは?
堺雅人が主演を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系/日曜午後9時~)。8月13日放送の第5話で、嵐・二宮和也演じる人物と主人公の関係を示唆するシーンが登場し、ネット上で驚きの声が上がっている。
同ドラマは、同枠の大ヒットシリーズ『半沢直樹』などで知られる演出家・福澤克雄氏が原作を手掛けるオリジナルドラマ。丸菱商事で起きた誤送金事件を発端に、その黒幕であるテロ組織“テント”や、国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊“別班”、そしてそれを追う警察の攻防を描く。
※以下、『VIVANT』第5話のネタバレを含みます。
第5話では、主人公・乃木憂助(堺)の壮絶な生い立ちが描かれ、テントの創設者であるノゴーン・ベキが、憂助の父親・乃木卓(役所広司)であることが発覚。
また終盤では、第1話のラストシーン以来の登場となる二宮(役名不明)がテントの会議らしき場に参加。ノゴーン・ベキをモンゴル語で「お父さん」と呼んでいた。
『VIVANT』二宮和也は「超重要な役どころ」か
「憂助と二宮演じる人物が兄弟である可能性が濃厚になり、ネット上では『今後、めっちゃニノの出番ありそう! やっぱりニノがチョイ役を受けるわけないよね』と二宮の活躍を期待するファンが続出。二宮といえば、初回放送までに明かされた総勢42人のキャストに名前がなく、なぜか1人だけ“完全シークレット”扱いだっただけに、超重要な役どころであることは間違いないでしょう」(同)
そんな二宮は、6日放送のラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)で同作の裏側を明かし、「とにかくTBSの人は“バラさない”という方向になってから、ひた隠しにしてるんですよ。香盤表にも、俺の名前載ってないんですよ」と制作サイドの厳戒態勢について説明。
さらに、「(撮影の)帰りだって、堺(雅人)さんと役所(広司)さんと、いろんな俳優さんたちと一緒に帰ってるんですけど、俺だけすっごい遠くの出口から出て。役所さんや堺さんと一緒にいるところを写真なんぞ撮られてしまったら、『あれ? (撮影)行ってたんだ!』みたいなことになるじゃないですか」と明かし、「めちゃくちゃ盛り上がってもらわないと、割に合わない苦労を僕は体験してるわけですよ」と訴えた。
『VIVANT』はスタートダッシュ切れなかった?
なお、『VIVANT』の世帯平均視聴率は、第1~2話が11%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第3~4話が13%台、そして第5話で自己最高となる14.2%を記録。この調子で上昇すれば、二宮が活躍しそうな後半では15%を超える可能性もあるため、彼の苦労が報われたともいえるが……。
「同作は、初回放送前にストーリーなどの情報を一切伏せることで、話題作りを狙っていました。しかし、同枠前期の『ラストマン-全盲の捜査官-』の初回が14.7%だったことを思うと、通常通り宣伝していたほうがスタートダッシュを切れたのではないか、と思えてなりません」(同)
第6話の予告映像では、モンゴル語で「金はどこにある?」と話している二宮。今のところモンゴル語でしか話していないが、今後、日本語のシーンはあるのだろうか。