ばいきんまんに不憫萌え! アンパンマン沼にハマった、ジャニオタ母の気づき
サイゾーウーマン編集部員が週替わりで近況をつづっていく「編集部コラム」。半径1メートルの身近な話からジャニーズや芸能ニュースのネタまで縦横無尽に話題が飛び出します!
どーもどーも! 編集部のJ子です。皆さん、お盆はどのように過ごされましたか? 私は暦通りに働いていたのですが、保育園は休園していたため、「家で仕事をしながらイヤイヤ期真っ只中の2歳児の世話をする」というミッションインポッシブルを遂行しておりました(まぁわかってはいたことですが)。
そんな中、あらためて「アンパンマン」の偉大さをかみ締めていた私。とりあえず『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)をテレビで流しておけば、2歳児も食い入るように見るので、なんとかなるんですよね……。ママ友の中には、「アンパンマングッズに家を侵食されるのは嫌」と、アンパンマンをシロアリ扱いし、頑なに『アンパンマン』を見せない人もいるんですが、私はもはやアンパンマンに五体投地、もう彼ナシでは育児は回らないと確信しております。
こうなると、36歳にして、これまで一切興味のなかったアンパンマンにも「推し」ができました。そう、ばいきんまんです。アニメを見ていると、彼が実は、さまざまなマシンを開発する科学者であることが発覚。映画『アンパンマンが生まれた日』(2012年)では、幼少の頃より溶接作業をしているシーンもあり、彼が研究者だけでなく技術者としての顔を持つこともわかったのです。
ただの菌だと思っていたのに、その有能ぶりにギャップを感じ、一躍私の“気になる存在”に。しかも、そんなシゴデキのばいきんまんですが、毎度、居候のドキンちゃんのわがままに振り回され、痛い目を見ており、でも彼女を追い出すこともできず……という一面も併せ持っていたんです。「ばいきんまん、まさかの不憫萌えもある……」と、がっちりハートをつかまれてしまいました。
こうして、すっかりばいきんまん推しになったわけですが、自分の中に、嫌なオタクの萌芽を感じてしまって。というのも、フルスタックエンジニアであるばいきんまんに対し、ジャムおじさんとバタコさんに顔を焼いてもらわないと何もできないアンパンマンって一体何なんだろう? ばいきんまんのほうがずっとシゴデキでは? と思い始めちゃったんですよ。ジャニオタにもこういう厄介なオンリー担っていますけど、私もばいきんまんオンリーになりかけていました。
しかし、家族にアンパンマンディスを展開したところ、「そんな、誰かの助けがないと生きられない弱い者が、正義のヒーローとして在れる世界」と諭されまして、ハッと目が覚めましたよ。「これがやなせたかし先生の哲学か、ユリイカ……」ってね!!
そんなわけで、さらにアンパンマン沼にずぶずぶハマってしまいまして、今は全国にあるアンパンマンミュージアムを制覇するため、スケジュールを調整しているところ。高知、横浜、名古屋はすでに来訪済みなので、残すは神戸、仙台、福岡です。子どもが成長し、担降りする前にコンプリートするつもりですよ!