KinKi Kids・堂本剛、「僕も命のギターぶち込んでる」SixTONES・ジェシーへの提供曲への思い語る
KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)が8月14日深夜に放送された。この日は堂本剛が登場し、後輩グループ・SixTONESのジェシーに提供した楽曲について語った。
8月30日に11枚目のシングル「CREAK」を発売予定のSixTONES。そのカップリング曲でジェシーの初ソロ曲「Never Ending Love」は、ジェシーの憧れの存在である剛が制作を担当した。
番組ではこのことについてリスナーから「楽曲提供の裏話などあったら教えてください」というメールが寄せられたが、剛は「これはでもね、後輩の人たちには自分から『(曲を)書くよ』みたいな、そういうアプローチをしてるわけでもないので、『書いてください』とか『書いてもらえば』とか」と、あくまでオファーがあったため、提供したものだと報告。
剛も自身で制作した楽曲をリリースすることも多くあるが、「自分で歌う時っていうのは、今は体を患ってるのもあるんで自分が歌いやすいようにとか、ステージでパフォーマンスするにはこういうふうにすればいいのかなとか」と計算しながら作っているとのこと。
一方、自身に提供される楽曲については「当たり前なんですけどね、配慮されていることのほうが少なくて」と告白。このことについて剛は、「目に見えないから皆さん想像するしかなくて、きっとこれは剛くん的には歌えるであろう、とか、こういうアレンジだったら歌いやすいのかな、とか、そういうふうに考えながらやってくださってるんだとは思うんですけど」としつつも、「実際自分がいざヘッドフォン付けて歌う、とか、ライブで歌うってなるとね、体との相談。非常に複雑な曲目ももちろんあります」と正直に明かした。
そうした経験から、自身が楽曲提供する際は「その人がどういうものをまず求めているか、っていうのが一番大事」とのこと。さらに「その人が求めているものをアウトプットした時のほうが、いろんな人たちに求められるイメージの自分ではなくて、自分のほうから漲(みなぎ)って外に出ていく自分、よりリアルな自分だと思うんで、その人が『こういう歌を歌いたい』『こういうメッセージを歌いたい』と思っているものを僕は作るように心がけています」と思いを明かした。
また、今回のような後輩への楽曲提供については、「先輩の言うことだからこういうふうに聞いておこう、だとか、ちょっと言いづらいな、とか、そういうことが生じやすいと思うんで、それがすごく嫌」と言い、そのため「先にメッセージでいろいろ送ってほしい、なんて感じで送ってもらって」とジェシーとやりとりしたそう。
剛はそれを反映して作ったことで、「ジェシーらしい、でもジェシーらしいけどジェシーが自分では発見できないような自分、僕だからこそ『こういうジェシーも格好いいと思うよ』って、そういう発見を与えられるような、そんな時間になればいいな、と思って」と話し、「楽しみにしてください」とコメント。
さらに、「ジェシーもスゴく頑張って歌ってくれたし、ジェシーの内面的にある明るい部分だけじゃない、やっぱりどこか孤独だったりだとか寂しさとか、そういう暗い部分ってわけではないけど、そういう静寂な部分っていうんですかね? そこもちゃんと楽曲のアレンジだったりそういうものに込めました」とジェシーの内面も表現したそうで、「僕も命のギターぶち込んでるんで、そちらもね、ぜひ聞いていただけたら、と思っております」と話していた。
この日の放送にネット上からは、「剛くんのギターも楽しみ」「剛くん、ラジオではジェシーくんの中にある孤独感を『静寂の部分』と表現してくれた さすがだなぁ」「曲もジェシーくんの歌もつよしくんの命のギターも楽しみです」という声が集まっていた。