【プウ美ねえさんのお悩み相談】激務で半年間の休職……生き方を見直したいワーママへの助言
家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。
<今回のお悩み>
「“ほどほど“が苦手なワーママ、過労で倒れて今後の生き方を見直しています」
既婚の40代ワーキングマザーです。
昨年春から激務が続き、プライベートも忙しいので暮れに過労で倒れました。良い会社で、半年休ませてもらい、元気になったのでGW明けからリワークプログラム(休職者のための復帰前の研修)を経て、復職予定です。
元気になったと思って普通に動いては疲れて寝込み、また元気になったと喜んで予定を入れてはキャンセルして寝ています。
家族も優しく寝ていられて良いご身分ですし、親切にも前ほど忙しくない職場に異動させてもらえるそうです。
復職後は、家事や趣味は控えて、まずは仕事に慣れたいと思っています。
また、丁寧で気遣いにあふれた仕事ぶりに定評がありましたが、もっと割り切って雑に仕事をしようと思っています。
好奇心の赴くままに、何でもチャレンジ、会いたい人に会い、やりたいことをやるという以前の生活には戻れないことが残念です。
「そんなことないよ、でもほどほどにね!」と主治医には言われますが、「ほどほど」に留めるのが苦手な性格です。
常に何かにときめいて情熱を燃やしたいタイプで、悪いことではありませんが、時間と体力がもちません。
プウ美お姉様は、人生の中で自分のライフスタイルを見直したり、変わらざるを得なかったことはありますか?
(療養中さん、45歳)
【プウ美ねえさんの回答】
おねえさんの知人にも不調をおしてがんばりすぎる人がいて、周囲はハラハラしています。ご相談者様は会社やご家族の協力にめぐまれているようで、なによりです。とはいえ過労で倒れるのは一大事ですし、さきざきの体調にも影響しかねないので、見直しは必要かもしれませんね。
おねえさんは会社、家族、大勢の友達などのグループが苦手で、なるべくひとりでいます(ついワガママが出たり、余計なことを言ってしまって後で自分をキライになるからです)。だから責任も感じないし頑張りません。期待もよせられないし、見栄をはる相手もいません。自分ではじめた遊びや趣味でも、しんどくなったらすぐやめます。ラクチン重視です。いっぽう、他者からの影響でいやおうなしに生活が変わったことはありました。コロナ禍とおなじくして親が病気になったため、都会暮らしをやめ実家近くに引っ越したのです。生活がきゅうに小さく、つまらなくなったように感じましたが「今はみんな遊びに行けないのだし」「親のサポートしてるのは俺だけじゃない」「どうせゲイの遊び場も閉まってる」と納得して自分を落ち着かせました。
そういう時に心の支えとなるのは「若い時に楽しいことをたくさんやった」という思い出です。ご相談者さんはまさに働き盛り、楽しみ盛りのご年代です。あと10年、20年後に「あぁ楽しかったなぁ」とほっこりするために、やりたいことを精査して、リストを作ってはいかがでしょう。がむしゃらなチャレンジはすこし控えて、今のご体調で楽しめることや、年をとってからでは難しいことに優先して情熱を燃やせば、ぐっと効率的です。
【今月のエプロンメモ】
やさしい老婦人役などで人気の女優さんが「私が無理をしたらまわりがびっくりしてしまいます。でも、楽しくすごすために”ちょっとだけ無理する”を心がけてるんですよ」と言っていました。周囲を心配させず、健康を害さずに続けられるチャレンジかどうか。それを判断するのもオトナの心がけです。
<お悩み大募集>
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