『真夏のシンデレラ』第2話、視聴率5%台も……TVerお気に入り数は『VIVANT』超え首位
森七菜と間宮祥太朗がダブル主演を務めるフジテレビ系“月9”ドラマ『真夏のシンデレラ』。第1話から世帯平均視聴率6.9%(個人4.0%/ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と振るわなかったものの、7月17日放送の第2話では5.4%(個人3.2%)とさらに下降してしまった。
※以下、『真夏のシンデレラ』第2話のネタバレを含みます。
同ドラマは神奈川県・湘南海岸を舞台にした男女8人の恋愛群像劇。第1話で、幼なじみの牧野匠(神尾楓珠)に「ごめん。女として見たことなくて」とフラれてしまった主人公・蒼井夏海(森)だったが、第2話で2人はひょんなことから夏祭りへ行くことに。
2人は、夫と夏祭りに来ていた学生時代の担任・長谷川佳奈(桜井ユキ)とばったり。長谷川に思いを寄せていた匠はいてもたってもいられず、夏海を置いて長谷川の元へ……。だが結局、相手にされることはなかった。
長谷川と連絡が取れないことに落ち込み、海でたそがれていた匠。夏海が現れ、「海見とけば、たいていのことは大丈夫らしいよ」と励ますと、匠は突然、夏海にキス。「ごめん」と謝る匠に、夏海は「は? 謝るくらいなら最初からすんな!」と言い放ち、その場を立ち去る――。
神尾楓珠演じる匠、「いろいろヤバすぎるな……」と視聴者ドン引き
匠の自分勝手な行動に、ネット上では「匠とかいう男、いろいろヤバすぎるな……」「当て馬史上、一番嫌いかも」とドン引きする視聴者が続出。
また、第1話放送後、ネット上では海辺の街で働いている夏海ら女性陣に対し「こんな生活してるのに、美白すぎるでしょ」とツッコミが相次いでいたが、第2話では“東大卒”である水島健人(間宮)ら男性陣の服装が話題に。
真夏の設定にもかかわらず、いつも長袖を着ている彼らに対し、「半袖持ってないのか? いつも暑そう」「設定って夏だよね? なんで男性陣はいつも長袖なの?」との指摘が続出。女性陣がノースリーブトップスやショートパンツという薄着であるため、より不自然さが目立つようだ。
一方で、キスシーンのショート動画がTikTokなどで拡散されており、「キュンキュンする!」「主人公がかわいすぎる」と好意的な反響も目立つ同作。恋愛リアリティーショーに慣れ親しんだ若者世代を取り込む仕掛けが、随所に散りばめられているとも言われており、やはり熱心に見ている若者は多そうだ。
「同作は視聴率こそイマイチですが、見逃し配信動画サービス『TVer』のお気に入り登録者数は83万人超(21日現在、以下同)。7月スタートの全夏ドラマで首位。夏ドラマの目玉といわれる堺雅人主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の約82万人をも上回っているんです。フジはもともとネット配信やコア視聴率を重視していますから、同局にとって“狙い通り”の結果といえるでしょう」(テレビ誌記者)
とはいえ、フジのブランド枠の視聴率としては、低すぎる印象もある『真夏のシンデレラ』。あえて令和にトレンディドラマを復活させたフジの戦略は成功するだろうか。