『VIVANT』第1話11.5%で夏ドラマ首位! 莫大な制作費も「つまらない」という人の言い分は?
堺雅人主演のTBS系連続ドラマ『VIVANT』(ヴィヴァン)が「日曜劇場」枠でスタート。7月16日の第1話放送後、同作を絶賛するニュースメディア記事であふれているものの、SNS上の視聴者の間では「面白い」「つまらない」と評価が二分していたようだ。
同ドラマは、同枠の大ヒットシリーズ『半沢直樹』でおなじみの演出家・福澤克雄氏が原作を手掛けるオリジナルドラマ。阿部寛や役所広司ら42人のキャストや、モンゴルで長期ロケが行われたことは事前に公表されていたものの、ストーリーや役柄は初回放送まで伏せられていた。
※以下、『VIVANT』第1話のネタバレを含みます。
“初回108分スペシャル”として放送された第1話では、丸菱商事のエネルギー開発事業部から、バルカ共和国のインフラ会社・GFL社に契約金の10倍にあたる1億ドルが誤送金される事態が発生。
関与が疑われたエネルギー開発事業部2課長・乃木憂助(堺)は、CIAの友人の協力により、契約金はテロリストのアル=ザイールがダイヤモンドにロンダリングして持ち出したという情報をつかむ。
苦労の末、現地でザイールと対面した乃木は、「お前がVIVANTか?」と謎の言葉をかけられ、爆弾自決の道連れで殺害されそうになる。だが、駆けつけた警視庁公安部の捜査官・野崎守(阿部)に救出され、爆破による傷を治療するため、医療施設へ移動する。
しかし、乃木と野崎は爆破事件の重要参考人としてバルカ警察に目を付けられ、追われることに。2人はそこに居合わせた医師・柚木薫(二階堂ふみ)を巻き込む形で逃亡し、野崎の協力者であるドラム(富栄ドラム)の協力を受けながら、唯一の安全地帯である日本大使館に逃げ込む――。
『VIVANT』、お金のかけ方が「エグい」と話題も……「つまらない」評の理由
大作映画のような壮大なスケールに驚いた視聴者は多く、放送後にはTwitterで「#VIVANT」が世界トレンド1位に。
ネット上では、「TBSのお金のかけ方がエグいだけあって、めちゃくちゃ面白い! 初回から大興奮」「ハラハラドキドキして、目が離せなかった! モンゴルの景色も素晴らしい」と莫大な制作費をかけたであろう映像に賛辞が相次いでいるが……。
「一方で、『これは視聴者選びそう』『誰にも感情移入できなくて、なんだかつまらない』といった意見も意外と多い。そのため、一時はTwitter検索で『つまらない』が筆頭サジェストに表示されていました。さらに、乃木、野崎、柚木が警察犬から逃れるために、人糞を顔に塗るシーンも『面白い』『気持ち悪い』と賛否を呼んでいるようです」(テレビ誌記者)
『VIVANT』二宮和也の“シークレット扱い”に落胆する人も?
また、同作は初回放送までに総勢42人の出演者が明かされていたが、6月下旬に公式サイトで公開されたシルエットは43人。1人は“シークレット扱い”だった。
「第1話の終盤で、嵐・二宮和也がサプライズ登場。役どころは現段階では不明ですが、ネット上では『43人目はニノだったか! うれしすぎる』と好意的な声が上がる一方で、『シークレットって、ジャニーズかよ』と落胆した視聴者も少なからずいた様子。今期のTBSといえば、Snow Man・目黒蓮主演ドラマ『トリリオンゲーム』も始まったばかりとあって、『ジャニーズ贔屓』とうがった見方をされているようです」(同)
なお、初回の世帯平均視聴率は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、放送中の民放夏ドラマでは首位を獲得。民放ドラマとは思えぬ壮大なスケール感が話題の『VIVANT』。今後も、夏ドラマのトップを走り続けられるだろうか。