専業主婦のママ友からマウント? 育児とフルタイム勤務に疲れたワーママに届いた驚きのDM
ママ友といっても千差万別。子どもが生まれてから知り合ったケースだけではなく、もともとの友人がお互いに子どもを持ち、ママ友として交流を始めることもあるだろう。
進学や就職のために上京したママたちにとって、子どもを介して知り合ったママ友との付き合いはまだ日が浅い。それに対し、地元の友人は気心が知れているだけに、ママ友付き合いもしやすそうなイメージだが、実際のところ、そちらとのほうが面倒くさいことが起こりがちだ。
なぜなら、そういったママ友は、一緒に過ごした頃の関係性を引きずっており、お互いの距離感が近すぎるから。現在は立場が違うのに、育児や仕事に対し、「これぐらい言っても大丈夫」と、ずけずけ口を出してくるケースが少なくない。時にはマウントのような発言をしてくることもあるだろう。その結果、ギスギスした関係に陥ってしまうのだ(逆に子どもが生まれてから知り合ったママ友は、遠慮がある分、そのあたりの配慮もあるはず)。
今回の琴美さんの一件も、まさにそういった背景から発生した出来事だったのではないだろうか。
地元の友人からすると、その「わかる」は「共感」ではなく、「読んだよ」くらいの意味合いだったのかもしれない。ワーママの大変さについてランチで3時間話したというのも、マウントのつもりはなく、「あなたのことを気に掛けていますよ」くらいのニュアンスだった可能性もある。
モヤモヤするDMをもらうのは嫌なものだが、自分と立場がまるで違う相手に、この状況が理解されなくても仕方ないと割り切るしかないだろう。もしくは、こうした悩みを吐露する投稿は、自分の状況を理解しているごく親しい人にしか見られないよう、SNSアカウントに鍵をかけたり、公開範囲を絞ることも対策の一つといえる。
では、こういったDMに角の立たない返信をしたい場合、どういった内容がいいのだろう。友人本人にはおそらく悪意はなく、「あなたのことを気に掛けています」というアピールがしたかっただけではないかと推測されるので、「気にかけてくれてありがとう」とお礼の言葉だけ送ればいいと思う。一方、たとえ相手に悪意はなくても、マウントのように感じるDMを送ってほしくない場合は、「仕事は大変だけれど充実している」と伝えれば、もう返す言葉はないだろう。
そもそも専業主婦である友人が、ママ友と人の仕事について3時間も語り合うなんて、彼女はもしかしたら、実は働きたいけれど、事情があって専業主婦をしているかもしれない。どちらの立場にせよ、相手側の事情というのはなかなか理解できないものだ。