Netflix大ヒット『ハリー&メーガン』が大炎上! メーガン夫人に「賞を金で買い取った」批判も
Netflixのドキュメンタリー部門で過去最大のヒット作となった『ハリー&メーガン』が、米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞「ドキュメンタリー/ノンフィクション・シリーズ部門」のノミネートから外れたことが明らかになった。ヘンリー王子夫妻のこれまでの紆余曲折の道のりを描いた番組『ハリー&メーガン』。Netflixの同作にかける意気込みは強かったものの、テレビ全米芸術科学アカデミーからはまったく評価されなかったようだ。
エミー賞は、映画のアカデミー賞、演劇のトニー賞、音楽のグラミー賞と並び、アメリカで最も威のある文化賞のひとつで、Netflixが『ハリー&メーガン』をプッシュしていたこともあり、老舗業界誌「Variety」は「ドキュメンタリー/ノンフィクション・シリーズ」部門の大本命だと予測したが、見事に外れてしまった。
ちなみに『ハリー&メーガン』に先駆け配信が開始された、Netflixが誇る王室ドラマシリーズ『ザ・クラウン』シーズン5は、ドラマ・シリーズ部門の作品賞にノミネートされている。この『ザ・クラウン』最終章であるシーズン6には「やんちゃしていた若かりし頃のヘンリー王子」が登場する予定。配信日は未定だが、王子夫妻とNetflixの契約がそれまでに終了していたら意地悪く描かれそうだと、夫妻のファンから心配する声が上がっている。
ヘンリー王子夫妻は「賞を金で買い取った」?
エミー賞では評価されなかった『ハリー&メーガン』だが、2016年に設立されたばかりのハリウッド批評家協会が主催する賞の「ベストストリーミング・ノンフィクション部門」にはノミネートされた。しかし、ネット上では「自分たちに都合がいいように創作したフィクションなのに!」といった声が噴出。同賞は2年前にスタートした歴史の浅い賞であることから、「話題作りになるからと、夫妻側がノミネートをカネで買ったのだろう」と疑う声も上がり、大炎上している。
「王子夫妻が、賞を買い取っている」といううわさは以前よりささやかれ、メーガン夫人のポッドキャスト番組『アーキタイプス』についても炎上騒ぎになっていた。
2人に好意的な米テレビ局「E!」が主催する「ポップカルチャー界で活躍した人物」に贈られるピープルズ・チョイス・アワードのポッドキャスト賞や、「ニュースやエンタメ分野で、女性による女性のための女性について作られた模範的な作品」を表彰するグレイシー賞のデジタル・メディア部門を受賞した際には、「賞を金で買い取った」と叩かれたのだ。
またメーガン夫人は、ポッドキャストなどを通して「フェミニスト、人権、ジェンダー平等の分野における世界的なロールモデル」になったとたたえられ、ミズ基金主催の「ウィメン・オブ・ビジョン・アワード」を受賞。しかし、「授賞式後、パパラッチに」執拗に追いかけられ、大惨事になるところだった」と大騒ぎしたため、「ここまで賞のイメージを悪くする者も珍しい」とネット上であきれられた。
メーガン夫人は、今年4月に大手エージェンシー「WME」と契約。しかし、今回エミー賞にノミネートされなかったことで、「ハリウッドでの評価は低い」と明白になり、元テレビ女優である夫人のキャリア展開は非常に厳しいものとなりそうだ。