岸優太は「精神安定剤」――キンプリ・高橋海人がジャニオタの情緒を揺さぶる!【POTATO8月号レビュー】
最後に見ていくのは、岸優太が登場する企画「Floating」。奇しくも、その直前のページにはKing&Princeの企画が掲載されており、「そうか……岸くんはキンプリを辞めたのか」と切なさがこみ上げます。
しかし、「POTATO」編集部は、そんな筆者のメランコリックな気持ちをあざ笑うかのように、岸にゴキゲンな企画を用意してくれていました。ピンクな世界観の中、どでかいフラミンゴの浮き輪に乗ってカッコつける扉ページの写真に、思わず頬がゆるんだのは筆者だけではないはずです。
インタビューでは、タイトルの「Float」にちなみ「心がウキウキしたことや、浮かんでみたいものなど」の話を聞いたそうで、この「浮かんでみたいもの」といういまいち意味のわからないお題も、さらに笑いを誘います。というか、空か海か宇宙空間くらいしかないのでは? と思いつつも、岸ならではのぶっ飛んだ回答に期待してインタビューを読み進めたところ、案の定、海と宇宙空間と答えていたので笑ってしまいました。
ほかにも編集部は「最近の“浮いたな~”という出来事は?」「好きなふわっとしたものは?」など、つかみどころのない質問をぶん投げており、対して岸も、それぞれ「(夢で)空を飛んだこともあるよ。なぜかムササビスーツを着てた(笑)」「今使ってるパジャマは相当軽くて、ノンストレスだよ」と、ふわふわした回答を連発。ただただ岸×でかフラミンゴというゴキゲンすぎる絵面のみが記憶に残る企画でした。
そんな不思議な読後感を引きずったままページを読み進めると、「Idol Theme Park」という企画が目に留まりました。各グループの代表者が、「ヘコんだときに隣に行きたくなる人」という質問に答えているのですが、高橋が「岸(優太)くん! シンプルに、隣にいてくれるだけで安心できる人だから。昔も今もずっと変わらず精神安定剤的な存在なんだよね」「ただ笑っててくれれば、オレも元気になれるから」と言っており……これには正直、情緒を激しく揺さぶられました。
2カ月半後には事務所を去る岸ですが、高橋のためにも、ずっと「ただ笑っててほしい」と願わずにはいられません。
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