“めるる”生見愛瑠、おバカキャラから演技派女優へ――その姿はあの“先輩”と重なる
“めるる”こと生見愛瑠の女優としての躍進がめざましい。先日最終回を迎えた4月期のドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系)では、清野菜名(主演)、岸井ゆきのに続いて3番手のメインキャストで登場した。
「同作は、日曜夜10時にテレビ朝日で新設されたドラマ枠の第1弾です。その劇中、生見は祖母と2人で借家暮らしを送りながら、ちくわぶ工場に勤務している女性・樋口若葉を好演。第5話では、工場でいやがらせを受けていた若葉が、退職する際に従業員たちの前で、これまでの不満を爆発。普段の温厚なイメージとは裏腹に、怒りMAXで恨みつらみをぶつけるも、最後は同僚たちを鼓舞するという感動のシーンが話題となりました」(芸能ライター)
めるるポーズ「はっぴーす」とともに、ギャルモデルとしてテレビに出始めた頃には想像もつかない現在地だ。
「バラエティ番組で人気を獲得した後、演技の世界に飛び込もうと考えるモデル、タレント、アイドルはこれまでもいましたし、今後も出てくるでしょうが、生見の場合は、最近の“成功例”ではないでしょうか。『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)での演技もそうですが、バラエティで見せている明るいキャラクターではなく、陰のある役を自然に演じる力があります」(テレビ業界関係者)
みちょぱ、藤田ニコルといった先輩ギャルモデルが今もバラエティを主戦場としている中、生見はいち早く新天地を見つけた。
「2020年上半期には130本以上のバラエティに出ていた彼女ですが、その当時から、『演技をしたい』と公言していました。その6月には、元5人組男性ボーカルグループ『SOLIDEMO』(22年活動終了)のメンバー・手島章斗の楽曲『大好き。』のMVで演技を披露。悲しい表情や笑顔も違和感なく演じ切って、涙を流すシーンにも初めて挑戦していました。起用された理由は、生見が手島と同じエイベックス所属ということもありますが、それだけ事務所は当時から生見の女優としての可能性に期待していたのでしょう」(芸能ライター)
バラエティから入り、演技派女優へと成長していく――そんな生見の路線と重なる“先輩”がいる。
「生見はタレントデビューした当時、生見は小学生レベルの漢字が書けず、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)や『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)などで“おバカ”とイジられていましたが、その後、演技派女優として開花。それはかつて同じようにおバカタレントといわれながらも、のちに朝ドラ女優へと変貌を遂げた元AKB48・川栄李奈の姿と重なります」(同)
2人は同じエイベックス所属。バラエティタレントからの女優進出に関しては、事務所もノウハウがあるのだろう。果たして生見は、「第2の川栄」になれるのか。大いに期待したい。