「黒すぎる」織田裕二、中澤佑二の肌を日焼けサロンスタッフ&皮膚科医が斬る!
先日、テレビに出演した元サッカー日本代表・中澤佑二と俳優の織田裕二が、それぞれ「黒すぎる」としてネット上で話題になった。中澤は水曜レギュラーとして初登場した『ヒルナンデス!!』(日本テレビ系)、織田はドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)の宣伝で登場した番組で注目を浴び、視聴者からは「この真っ黒い人は誰? 中澤なの?」「『ヒルナンデス!!』で一人だけすごい黒くて笑う」「織田は黒すぎないか?」「織田が黒いのはいつものことだけど、これは想像以上」などの声が上がることに。
そこで、今回は中澤と織田の黒い肌について、日焼けサロンのスタッフと美容皮膚科医に所感を聞いてみた。
まずは、日本ハム・新庄剛志監督が現役時代に肌を焼きにきたという日焼けサロン・ビーチタイム札幌店の店長、戸谷賢一さんに、中澤と織田の肌色を見てもらった。
――率直に、両者の焼き具合はどうでしょうか?
「きれいに焼けていますので、これは日サロ焼けの可能性が高いかも(笑)。日焼けレベルでいうと、中澤さんが5つ星の玄人レベル、織田さんは星2つの一般レベルかと」
――この2人のほかに、注目している日焼け有名人は?
「最近見ませんが、たいめいけんの茂出木浩司シェフ。あと速水もこみちさんですね。今までで強烈だった有名人は松崎しげるさんです。松崎さんは日焼けマシンが自宅にあるとうわさされ、昔からレジェンド的存在でした!」
――ちなみに、店長が肌を黒く焼いてる人を見るとき、特にチェックするポイントはありますか?
「肌を焼く=素肌を着飾るのは大人の余裕ですから、それが感じられるかどうか。そして、ただ黒いだけではなく、似合っているか。加えて、焼いてる人は歯の白さが際立って目立つので、歯のきれいさもポイントですね」
黒い肌と白い歯といえば、中澤と織田だけでなく新庄監督も合格点といえるだろう。このポイントは日焼けを志す人はぜひ参考にしてもらいたい。
医学的に日焼けは火傷と同じ
続いて、全国に5院を展開する美容クリニック「敬愛会」グループの理事長、吉田由佳医師に2人の肌について率直な感想を聞いた。
「すごく日焼けされていますね。男性は日焼けした肌のほうがかっこよく感じます。ですが、医学的には日焼けは火傷と同じです。ですので、日焼けをしすぎること=火傷の程度がひどい、と考えなくてはならない場合も多いです。過度な日焼けは肌に関わる病気を増やす原因になります。深刻な場合は、基底細胞がんや有棘細胞がんなど、皮膚がんのリスクも高まるため、注意が必要です」
――では、日本人(黄色人種)はどこまで肌を焼いていいのでしょうか?
「できるだけ焼かないのが良いというのが、医学的には正解に近いと思います。日本人は黄色人種のため、白人の方よりもメラニン色素が多く、日焼けの程度が深くなりにくいです。ですが、もともと色白の方や日焼けしても赤くなってすぐに戻る方については、より火傷のリスクが強く、白人の方と同じように、皮膚がんのリスクも増えます。そのため、どんな場合でも過度な日焼けは厳禁です。人種に関係なく紫外線は、肌の細胞にダメージを与えることがわかっています」
日焼けした肌はすでに火傷状態で医学的にはよろしくないとのことだが、中澤と織田をはじめ、夏は黒くなりたいという人もいるだろう。リスクも頭に入れつつ、日焼けを楽しんでもらいたい。
吉田由佳医師
東京、大阪、奈良に全国5院を展開する美容医療に特化した医療法人敬愛会の理事長。専門は形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科。
・医療法人 敬愛会