平野紫耀と神宮寺勇太、TOBEで再始動も「歌番組は難しい」? テレビ関係者が今後を予想
昨年10月末、ジャニーズ事務所副社長とジャニーズアイランド社長を退任し、電撃退社した「タッキー」こと滝沢秀明氏。彼が立ち上げたエンターテインメント会社「TOBE」に、元King & Prince(以下、キンプリ)の平野紫耀と神宮寺勇太が合流し、話題になっている。
「2人の合流が発表されたのは、7月7日のYouTube生配信。スタートから約20分で同時視聴者数が100万人を超え、途中登場した元V6・三宅健とともに、その快挙に歓喜していました。その後行われたインスタライブは50万人超えの視聴者数を記録したほか、平野・神宮寺のファンクラブ入会にあたってはサイトにアクセスが集中し、手続きが720分待ちに。『TOBE』の公式Twitterが陳謝する事態となりました」(芸能ライター)
“方向性の違い”で袂を分かったキンプリのメンバー。永瀬廉と高橋海人はその看板を守り、一方、平野、神宮寺、岸優太の3人は脱退、それぞれ再出発した格好だ。
「9月末で事務所を退所する岸も、『TOBE』に合流するともっぱらのうわさ。そんな彼らを見ていると、元SMAPの稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾による『新しい地図』を思い出しますね。3人は2017年11月、『72時間ホンネテレビ』(Abema TV)で退所後初共演。現在も新しい地図として一緒に活動しています」(同)
ただ、新しい地図の歩みは決して順風満帆だったとは言い難い。スポンサードしている企業は、特に忖度することなく彼らをCMに起用できるが、「ジャニタレの番組を多く抱えるテレビ局は、新しい地図の3人を使うことが難しかった」(テレビ業界関係者)そうだ。19年には、ジャニーズ事務所が局側に圧力をかけ、3人のテレビ出演を阻止した場合、独占禁止法に触れる恐れがあるとして、公正取引委員会が同社に「注意」したことも話題となった。
その後、新しい地図がテレビ番組に出演する機会は増えていったが、「SMAP時代と比べるとやはり露出は少ない」(同)という。
「今年4月、『まつもtoなかい』(フジテレビ系)に香取が出演。中居正広との退所後初共演を果たしましたが、それは中居の番組だから。やはりテレビ露出は退所前に比べ激減しています。ただ、いまだにジャニーズの圧力があるのかと疑う人もいますが、現在はテレビ局が単にキャスティングをしていないだけ。高視聴率が期待できるなど、よほどのメリットがあれば別ですが、今の新しい地図にそこまで望めませんから」(テレビ局関係者)
平野紫耀と神宮寺勇太は音楽番組に出演できない?
では、平野、神宮寺、さらには岸の今後を、テレビ業界関係者はどう見ているのだろうか。
「SMAPとキンプリが決定的に違うのは、やはり解散しているか、していないか。永瀬と高橋は、今後も各局の歌番組にキンプリとして出演し続けるでしょうが、同じ番組に平野、神宮寺、岸を出すことは、ジャニーズとテレビ局の関係上、難しいと思われます。脱退組のセールスプロモーションはネットが中心になるでしょう」(同)
ただ、彼らは海外進出も視野に入れているといわれ、テレビを超えたグローバルな展開が期待されている。
「TOBEが海外のエージェントなどと強いパイプを裏で築いていれば話は別ですが、今のまま元ジャニーズの3人が海を渡っても、世界で戦えるスキルには達していないでしょう。結局、国内に残留したまま活動を続けるようであれば、“解体”を苦渋の思いで受け入れたファンが浮かばれませんが……」(同)
TOBEから再スタートを果たす平野と神宮寺だが、厳しい現状をどう乗り越えて行くのだろうか。
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