ファミマのカレーがコスパ最高! 管理栄養士おすすめの夏バテ解消コンビニ飯5選
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
冷たいものばかりはNG! 夏バテはコンビニ飯で乗り切れる
7月に入り、いよいよ本格的な夏のスタートを感じさせる今日この頃。気温の上昇に伴って、さっそく夏バテ気味なんて人もいるのでは?
そこで今回はコンビニで手軽にとれる「夏バテ解消メニュー」を管理栄養士の猪坂先生に教えてもらいます。
※ここで紹介するメニューは店舗により取り扱いがない場合や販売地域内でも未発売の場合があります。
――7月に入ってから暑い日が続いていてすっかり夏バテ気味で……食欲もわかない状態でまいってます。
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 夏バテで食欲が落ちてしまっているときは「量より質」で食事してみましょう! エネルギー源となる糖質や、筋肉の減少を抑えてくれるたんぱく質、代謝をスムーズにしてくれるビタミンやミネラル類を含む野菜類の揃った、バランスの良い食事をとるのが良いと思います。
特に疲労感があるというときは、疲労回復に役立つ「ビタミンB1+アリシン」の組み合わせがおすすめです。
ビタミンB1は豚肉やうなぎ、大豆、玄米やもち麦などに含まれています。糖質をエネルギーに変換してくれて、乳酸などの疲労物質を溜まりにくくしてくれますよ。
そしてアリシンは、にんにくや玉ねぎ、にらなどのような香味野菜から補給できます。ビタミンB1とくっつくことで、疲労回復効果をより高めてくれます。
――暑いとついアイスやジュースばかりとりたくなるのですが、冷たいものばかり摂取するのはNGでしょうか?
猪坂 少しでしたら大丈夫ですが、冷たいアイスや飲み物などが一気に体内に入ると、胃腸が冷えて、消化が滞ったり、下痢の原因になったりしてしまいます。
下痢によって水分が体外に出ていくと脱水症状を起こす危険性もありますので、アイスや氷入りの飲み物などは少なめにし、常温のお水などで水分補給していきましょう。
――なるほど! 夏には夏の食べ方、飲み方があるということですね。では今回は、コンビニで手軽に買える「夏バテ対策メニュー」を教えていただこうと思います。
コンビニ夏バテ対策メニュー(1)
ローソン「おてがる焼豚ご飯(もち麦入りご飯)」(346円、以下すべて税込)
猪坂 まずおすすめしたいのが、ローソンのミニ丼です。熟成された豚肉を醤油のタレで味付けし、直火で焼き上げた焼豚を楽しめるご飯になります。
ビタミンB1を含む豚肉ともち麦、アリシン補給に役立つネギを一度にとることができます。さらに、玉子焼きや野菜ナムルも入っているので、いろいろな種類のたんぱく質や野菜を食べることができますね!
1食で約374カロリーで、サイズも小ぶりなので、あまり食欲がないというときでも無理なく食べられるのではないでしょうか。
コンビニ夏バテ対策メニュー(2)
ファミリーマート「30種類以上のスパイスが決め手のこだわりカレー」(348円)
猪坂 とにかく暑いと食欲がわかないという人におすすめなのが、スパイスがたっぷり入ったカレーです!
カレーに含まれるスパイスには、「食欲の低下や肝機能の低下を防止する」「自律神経の働きを高める」などの効果が期待できます。
さらに、夏は室内にいると冷房で体が冷えがちですが、そんなときに血行を良くして代謝を上げてくれる働きもあるので、体の内側から冷えを予防することもできますね。
カレーはコンビニ各社が出している定番メニューですが、ファミリーマートのこの商品は348円というコスパの良さも目を引きます。飲み物を一緒に購入しても500円以内に収めることができそうなので、お財布にも優しいですね。