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ヘンリー王子、娘の誕生日に王室からSNSで祝福メッセージなしのウラで……自伝本の映画化を企画?

2023/06/06 22:20
堀川樹里(ライター)
Getty Images

 6月4日に2歳の誕生日を迎えたリリベット・ダイアナ王女。チャールズ国王とウィリアム皇太子からSNSを通した”祝福メッセージ”はなく、2日後に発表されたユージェニー王女第二子出産情報も、ヘンリー王子夫妻は事前に知らされてなかったとみられており、王室から完全に無視されているとネット上で失笑されているようだ。

 娘にエリザベス女王やダイアナ元妃にちなんだ名前をつけ、「王女」という称号までつけるなど、王室に未練たらたらで王族の特権に強いこだわりを持っているとみられるヘンリー王子夫妻は、今後も“王室暴露系セレブ”としてドキュメンタリーや回顧本を作る気満々で、今年1月に発売した王子の自伝本『スペア』の映画化も目論んでいると報じられている。

 メーガン夫人が絶縁している父親トーマス・マークルにそっくりだとネット上で話題のリリベット王女。生まれ育つカリフォルニアで2歳の誕生日を迎え、豪誌「ニュー・アイデア」はチャールズ国王は孫娘であるリリベット王女に素敵なプレゼントを贈るよう手配しただろうと伝えているが、公式インスタグラムでの国王からの祝福メッセージはなし。ウィリアム皇太子も姪の誕生日を祝うSNSメッセージは投稿しなかった。

 ヘンリー王子は、シャーロット王女が誕生した際、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が誰よりも先に自分に王女の写真を見せてくれたとうれしそうに語ったことがあるが、兄弟仲はもはや修復不可能なまでに悪化。このまま疎遠になるだろうとささやかれている。

 ヘンリー王子夫妻が王族の中で親交を持ち続けていると伝えられているユージェニー王女とベアトリス王女だが、4月にメーガン夫人のアンチだと公言し、王室の内情を暴露するヘンリー王子も批判しているジャーナリストで司会者のピアーズ・モーガンが参加したランチ会に出席。

 ネット上では、このことで王女たちとヘンリー王子夫婦の仲は悪くなったとうわさされ、リリベット王女の誕生日の2日後というタイミングで王室が「ユージェニー王女が5月30日に第二子にあたる息子を出産した」と発表したことも、世間の関心をさらう狙いがあったと推測する声が上がった。また、知らされていなかった王子夫妻はさぞかし憤慨しているとネット上で失笑されている。

ヘンリー王子夫妻、自伝本『スペア』の映画化を企画?

 王室から完全にスルーされているヘンリー王子夫妻は、「あまりにも低俗でお騒がせすぎる」とアメリカでの人気も大崩落。英紙「デイリー・メール」は関係者の話として、「ネタは切れた。もう暴露することはないだろう」と伝えたが、その直後、米「FOXニュース」が「2人はまだまだ王室ネタで金稼ぎする気満々」だと報道。王子の自伝本『スペア』の映画化も真剣に考えているという情報も流れているのだ。

 「FOXニュース」では、王室コメンテイター、キンゼイ・スコフィールドの「王子が暴露はまだ終わっていない」という見解を紹介。王子が『スペア』映画化企画を売り込んでいる可能性が高く、ダイアナ元妃のドキュメンタリーを制作することに意欲を持っているという話も伝えた。

 英紙「デイリー・エクスプレス」も、情報筋の話として王子夫妻が『スペア』映画化を真剣に考えており複数の映画スタジオに声をかけていると報道。「すでに複数年にわたる契約を結んでいるNetflixで映画化される可能性はある」「王子は膨大な権利を手にするだろう」と伝えた。

 「暴露本」とも揶揄されている『スペア』を映画化することについては、否定的な意見もあるが、メーガン夫人が制作することになっていたアニメーション番組『パール』をあっさりと取りやめたNetflixが、王子夫妻に求めているのは明らかに王室暴露ネタだろう。今年末に配信される予定の王室ドラマシリーズ『ザ・クラウン』に被せて、ダイアナ元妃のドキュメンタリーや映画版『スペア』を発表することもあり得るかもしれない。

ヘンリー王子夫妻に、アメリカの人気雑誌編集長が苦言

 ヘンリー王子だが、『スペア』のプロモーションインタビューで、原案の半分にカットしたことを告白。「兄や父を守るためにカットした」「世間に公にしたら2人が絶対に許さないようなことだったから」などと明かしており、まだまだ世間を騒がす王室暴露ネタがあることを明言していた。王子は5月に行われた戴冠式までに国王と皇太子と話し合いの場を設け、「謝罪してもらいたい」と希望していたが、実現しなかったとみられ、「無視された」と憤った王子が暴露本第2弾を出す可能性もゼロではない。 

 ネット上では、『スペア』の映画化が実現しても有名な役者は出演したがらないだろうし、安っぽい昼メロ的なB級映画になることは確実だが、「制作されたら見ちゃうだろう」という意見が多い。

 こうして『スペア』映画化が実現するのかが注目を集める中、アメリカの人気雑誌「ヴァニティ・フェア」の元編集長グレイドン・カーターは、ヘンリー王子夫妻は「きっとこの先後悔するだろう」と発言。

 年齢の近いいとこがいるのに交流を持たせないこと、叔父や叔母(メーガン夫人の母親以外の)祖父母にも会わせないこと、ロサンゼルスから車で40分も離れている何もない、小さな子どもを持つ世帯が少ないモンテシートで果たして健全な子育てができるのかと苦言を呈し、「王子夫妻も注目を集めすぎている。彼らのような存在は、滅多に表に出てこないことで価値を維持できるのに。表に出過ぎると世間からうんざりされてしまうものだ」「最悪の選択しかしない人たち」だとバッサリ斬った。

 この発言はネット上で多くの賛同を集めており、2歳になったばかりのリリベット王女や4歳のアーチー王子にも同情の声が集まっている。

 さまざまな報道や臆測が飛び交うヘンリー王子とメーガン夫人。「リアリティセレブよりもタチが悪い」とも叩かれている2人が今後どのような動きを見せるのか、今後も見守っていきたい。

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2024/02/13 10:34
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