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最終回目前!
『だが、情熱はある』高橋海人と森本慎太郎の漫才はなぜ評価される? 元芸人ライターが徹底解剖
2023/06/24 17:00
オードリーと南海キャンディーズ。この2組のネタを完コピしただけでも大変なことだ。しかし、筆者が一番驚いたのは、若林と山里が組んだユニット「たりないふたり」の漫才である。「たりないふたり」は、元のコンビと違い、強烈なキャラを持っていないツッコミ2人のしゃべくり漫才になっている。
相手にツッコミを入れた直後に自分のためにネタ振りを行い、そこからしっかりとボケる。お互いを引き立てるのではなく、自分のお笑いを表現し合うため、協力するというよりはお笑いバトルの様相になっていく。その結果として、お互いがお互いを引き立て合うのだ。
当然、ツッコミやボケだけに専念するよりも難易度が高い。しかも、そんな漫才を高橋と森本の2人は、完コピではなく自分の形として表現しているように感じた。ボケもツッコミもネタ振りも自分のしゃべりで行っており、抑揚の付け方もただ本家をマネしているようには思えない。
オードリーと南海キャンディーズのネタのように、日テレドラマ公式チャンネルがアップしているわけではないが、ぜひ「たりないふたり」の元ネタを見てもらいたい。高橋と森本が、ただ完コピしているのではなく、自分のやり方で漫才をしているとわかるはずだ。
6月25日放送の最終回では、「たりないふたり」の漫才が長尺で流されるだろう。その際は、若林と山里ではなく、高橋と森本の2人本人たちの漫才だと思って楽しみたい。
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最終更新:2023/06/24 17:00