ヘンリー王子夫妻、君主の誕生祝賀パレードに欠席……同日に『SUITS/スーツ』全作配信は嫌がらせ?
連邦地方裁判所はヘリテージ財団の申し立てを認め、ビザ申請内容の開示を許可。いったいどんな内容なのかと注目が集まっていたが、米国土安全保障省はプライバシー保護を盾に、これをまさかの拒否。「開示したらプライバシー上の利益が損なわれる。そこまでして公共の利益があるとは認められないので、開示しない」と説明した。
ネット上は、「もし王子が正直に薬物使用歴を認めていたら、もう薬物使用を理由にビザ申請を拒否できなくなるから公開しないんでしょ」「さすがに王子を国外退去にできないでしょ。政治家ともコネがあるだろうし」「本当に汚いよね」「移民法に関わる重大なことなのに」などと批判が続出。
ヘリテージ財団側は、「バイデン政権の不透明さが明確になった」と強く非難し、開示されるまで法廷で闘い続けると意欲を示している。
なお、イギリスのメディアは、「(ビザを取り消して)王子を返されても困る。あなた方の問題なのだから、そちらでなんとかしろ」と冷酷で、先日、王子が英タブロイド紙「デイリー・ミラー」の発行元ミラー・グループ・ニュースペーパーズ(MGN)を相手取り「電話を盗聴された」と主張し起こした裁判で、ロンドンの高等法院の証言台に立った際の様子から、「王子は精神状態が悪いように見受けられる」「(メーガン夫人らに)利用されていることに気づくほど頭も良くないし、かわいそう」と同情する声も。
今月17日に開催された、国王の誕生日を祝う定例行事「トゥルーピング・ザ・カラー」に王子夫妻が招待されていないようだという事前情報に対しても「当然」だと短く冷ややかに伝えている。
英軍各連隊が参加して行われる伝統的なこの行事だが、今年はチャールズ国王が馬に乗ってパレードに参加し、ウィリアム皇太子やアン王女、エドワード王子も同様に騎馬で参加し、大いに盛り上がった。
一方で、同日は、ヘンリー王子夫妻が契約しているNetflixで、メーガン夫人の出世作『SUITS/スーツ』全シリーズ配信がアメリカでスタート。そんなことからネット上では、メーガン夫人の嫌がらせじゃないかとのうわさも。
ヘンリー王子を「嫌い」と答えたイギリス人は63%に
王子は現在、「プライバシー侵害」や「違法な情報収集」をされたとしてMGNのほか、アソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッド(ANL)、ニューズ・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)も相手取り訴訟を起こしている。ANLに対しては「名誉毀損」でも訴訟を起こしているが、米「ニューズウィーク」はこれらの訴訟が失敗に終わるだろうと推測する記事を掲載。
4月に行われた英世論調査会社・YouGovの調査では、ヘンリー王子を「嫌い」と答えたイギリス人は63%、メーガン夫人を「嫌い」と答えたイギリス人は65%という結果が出たそう。これほどまでに人気がない王子が起こした訴訟は失敗に終わる運命にあると報道した。
アメリカでもイギリスでも人気が低迷し、厄介者扱いされつつあるヘンリー王子。マーケティングに強いスタッフを新たに雇うなど、人気回復とイメージアップに躍起になっているようだが、かなり難しいだろうとみられている。