『VS魂』視聴率「5回連続3％台」の衝撃――“岸優太退所”と同時打ち切り案を唱える人も

　昨年4月に『VS魂』からタイトルを変え、大幅リニューアルしたバラエティ番組『VS魂グラデーション』（フジテレビ系／木曜午後7時～）。長らく視聴率不振が続いている同番組だが、直近の放送が5回連続で世帯平均3％台（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）を記録してしまった。

　『VS嵐』の後継に当たる同番組は、世の中のあらゆるモノを正しく並び替える＝“グラデーションする”新感覚のゲームバラエティー。嵐・相葉雅紀、風間俊介、ジャニーズWEST・藤井流星、Sexy Zone・佐藤勝利、岸優太、ジャニーズJr.内ユニット・美 少年の浮所飛貴のほか、ずん・飯尾和樹やアンタッチャブル・山崎弘也ら芸人が出演している。

　前回6月8日放送回では、佐藤とシソンヌがホームセンターでロケを行い、便利グッズの販売個数を並び替えるクイズが出題されたほか、ボールでターゲットを狙うスタジオゲーム企画「ピッチンググラデーション」を放送。

　4月以降、これまでに6回放送されたが、世帯平均視聴率は4月6日が4.8％（個人3.0％）、同27日が3.1％（1.8％）、5月11日が3.5％（2.1％）、同18日が3.3％（2.0％）、同25日が3.5％（2.2％）、6月8日が3.8％（2.4％）と悲惨な状況で、同時間帯でテレビ東京を含む民放最下位になることも珍しくない。

「最近の同番組は“放送休止”が頻発しており、月2～3回程度の放送が当たり前になっています。最近はロケを増やすなどの工夫も見られますが、ネット上ではレギュラー陣の活躍を楽しみにしているジャニーズファンが多く見られる一方で、『単純に内容がつまらない』『「VS嵐」からパワーダウンした』と辛らつな声も多く、いつ終了しても不思議ではない状況が長らく続いています」（芸能記者）

　ジャニーズファンの間では、レギュラー出演者である岸が9月末でのジャニーズ事務所退所を控えていることから、「最後までいてほしい」などと『VS魂グラデーション』の降板に危機感を募らせる声も目立つ。ただ、一部では「岸の退所と同じタイミングで、番組も終了するのでは？」と予想する声もあり、今後が注目される。

　また、業界内では、同番組のように内容を大幅リニューアルするバラエティ番組は、視聴率不振など何かしらの問題を抱えていると指摘されるが……。

「21年4月から放送されているなにわ男子のバラエティ番組『まだアプデしてないの？』が、来月から『まだアプデしてないの？presents「逆転男子」』というタイトルに変わり、内容も全面的にリニューアルするんです。最近はファンから『迷走してる』『内容がだれてきた』という声も目立ちましたし、この番組も継続が危うい状況なのかもしれません」（同）

　打ち切り圏内の視聴率が続きながらも、フジが必死で継続させている印象もある『VS魂グラデーション』。数字に結びつかない原因はなんなのだろうか……。

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