滝沢秀明氏、辞めジャニ合流説のTOBEは「問題だらけ」――オーディション誌の元関係者が憤るワケ
元ジャニーズ事務所副社長・滝沢秀明氏が3月に設立を発表したアーティストプロデュース会社「株式会社TOBE(トゥービー)」。当初から「第二のジャニーズ事務所」を目指しているのではないかと指摘されてきたが、その可能性がいよいよ濃厚となってきた。
TOBEは、設立と同時に公式サイトで新人アーティストを募集。4月23日と5月7日には、東京および大阪にて行われたオーディションの様子が公式YouTubeチャンネルで公開された。
「この映像を見る限り、若い男子ばかりが集められているように思えることから、『ジャニーズJr.のオーディションみたい』とネット上で話題に。ジャニーズ事務所のオーディションを受けた経験があるという『ジャニーズは努力が9割』(新潮社)の著者・霜田明寛氏も、Twitterで『少年たちが番号札つけて、ダンスレッスン受けて、特技披露をして…これはほぼジャニーズJr.オーディション…!』(原文ママ)と反応していました」(芸能記者)
さらに6月7日には、Jr.時代から滝沢氏を慕うKis-My-Ft2・北山宏光が8月末でジャニーズ事務所を退所すると発表。今年は、三宅健やジャニーズJr.内ユニット・IMPACTorsといった滝沢に近しいタレントの退所が続いており、彼らは今後、なんらかの形で滝沢氏と合流するものとみられている。
TOBEのオーディションは「芸能志望者たちを蔑ろにしてる」?
なお、TOBEのオーディションの応募資格欄には「日本国内在住の方 審査過程においてテレビ・WEB・その他媒体にて出演可能な方。合格後のレッスンに参加可能な方」とだけ記載されており、年齢・性別は不問の様子。
長年、オーディション情報誌を手がけていた関係者は、「この募集要項は問題だらけ」と憤る。
「もしTOBEが、はなから若い男性に絞ったアーティスト事務所を作ろうとしていた場合、この募集要項は大問題です。それこそプロフィール審査の段階から、性別や年齢でソートをかけているとしたら、意を決して応募した芸能志望者たちを蔑ろにしている。個人情報を集めているという意識が低すぎるとも感じますね」(オーディション事情に詳しい関係者)
さらに、合格後のことに触れられていない点も「募集要項としては考えられない」(同)という。
「例えば、昨年開催された『東宝シンデレラオーディション』の応募資格には『東宝芸能株式会社と専属契約を結ぶことができる方』とあります。このように、オーディションを行うのであれば、合格後の契約について募集要項に記載するのは当然のこと。その点、TOBEは一切触れておらず、不親切といえるでしょう。ただ、『個人情報取り扱いについてはこちら』のリンク先に飛ぶと、『個人情報の利用目的』の項目に『当社所属研修生の募集』とあるため、専属の研修生を募集している可能性がありそう。まあ、応募者の多くは、このページをちゃんと読んでいないと思いますが」(同)
滝沢秀明氏、“辞めジャニ”との合流を急いでいる可能性
この「研修生」とは、ジャニーズ事務所でいう“ジャニーズJr.”のような立場なのだろうか。もしそうであれば、合格者はデビューに向けて事務所が用意したレッスンを受けることになりそうだ。
「新人のレッスン料が有料の芸能事務所も多い中、ジャニーズは事務所が全額負担しています。TOBEもジャニーズと同じようなシステムで運営するのであれば、スタッフの給料だけでなく、レッスン料も負担していくことになる。そうした多額の資金を捻出するために、現在、即戦力となるIMPACTorsや北山ら“辞めジャニ”の受け入れを急いでいる可能性はあるかもしれません」(同)
滝沢氏のやりたいことが徐々に見えてきた印象のTOBE。“タッキーズ事務所”の本格始動は近そうだ。
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