『まつもtoなかい』中居×香取の初回以降、テレ東除く「民放最下位」続く原因を考察
ダウンタウン・松本人志と中居正広がMCを務めるトークバラエティ『まつもtoなかい』(フジテレビ系)。過去2回の特番を経て、今年4月30日から毎週日曜午後9時枠でレギュラー放送されているが、「中居と同じSMAPの元メンバー・香取慎吾がゲスト出演した初回は視聴率が好調だったものの、以降は苦戦が続いている」(スポーツ紙記者)という。
同番組は、松本と中居が2人のゲストを招いてマッチングさせ、良質なトークやパフォーマンスを引き出していくといったコンセプト。レギュラー放送の初回は、香取と中居のマッチングトークが実現するというスペシャルな内容となった。
「2016年12月末にSMAPが解散し、香取は翌年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛とともにジャニーズ事務所を退所。中居も20年3月末にジャニーズを離れましたが、香取との共演は約6年ぶりでした」(芸能ライター)
業界内外から大きな注目を集めた『まつもtoなかい』初回は、平均世帯視聴率10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。この日、同時間帯にオンエアされた民放番組の中では、TBS「日曜劇場」のドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(福山雅治主演)第2話が記録した13.1%に次ぐ成績だった。
「しかし、実はそれ以降『まつもtoなかい』の視聴率はかなり苦戦しています。上沼恵美子と北川景子出演の第2回(5月7日放送)は5.2%、トータス松本と安藤サクラ出演の第3回(同14日放送)は4.9%、V6の元メンバー・岡田准一と広末涼子、Snow Man出演の第4回(同21日放送)は5.1%、そして郷ひろみと古舘伊知郎を迎えた最新の第5回(6月4日放送)は4.8%を記録し、いずれもテレビ東京を除く民放番組の中で最下位でした」(前出・スポーツ紙記者)
『まつもtoなかい』スペシャルなマッチトークが売りも、岡田准一と広末涼子は映画の宣伝
松本と中居という当代きっての人気タレントを司会に置きながら、悲惨な状態が続いていることに、フジ側も頭を抱えていそうだが……。
「まず、初回の“中居×香取”のインパクトが強すぎて、以降のゲストはどうしても地味な印象。また、そうでなくとも同番組は“意外な組み合わせのゲスト”をマッチングさせることで“ほかでは聞けないようなトーク”を展開する……というのがウリとみられていただけに、ネットユーザーからは『物足りない』との声も聞こえてきます」(同)
実際、ネット上には「普通のゲストと普通のトークで、よくあるパターンの番組になってる」「組み合わせが微妙で、あまり興味を引かない」といった指摘が見られる。
「岡田と広末は一応“同い年かつ同時期にデビューした者同士”というゲストとして出演したものの、2人は5月19日公開の映画『最後まで行く』で共演していて、その宣伝を兼ねていました。そのため、『番組が始まってまだ1カ月もたたないうちに、映画PR目的のゲストをキャスティングするとかないわ』と、しらけてしまうネットユーザーも。そのほか、アーティストがパフォーマンスを披露するパートに関して『トークパートだけ見たいから、パフォーマンスゲストは不要』『トークと音楽のパート構成に違和感がある』『パフォーマンスゲストを削れば、まっちゃんと中居くんのトークも増やせそうなのに』といった不満も散見されます」(同)
こうした声が届いたからか、第5回はトークパートのみで終わったものの、視聴率は最低記録を更新。このままだと今後も視聴率苦戦が続くとみられ、フジは早い段階で“テコ入れ”したほうがよさそうだが、何か策はあるのだろうか。