平野紫耀が抜けた「新生キンプリ」の欠点は? テレビ関係者が解説
平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の脱退により、King&Prince(以下、キンプリ)が重大な岐路に立たされている。
もともとは6人組だったキンプリだが、岩橋玄樹がパニック障害を発症したことをきっかけに、2021年3月にグループを脱退し、ジャニーズ事務所も退所。新体制で再出発し、それからは順風満帆に見えたが……。
「6人だったキンプリが5人グループとして再生を図るというストーリーは、まさにSMAPが辿った軌跡を見ているようでした。大きなスキャンダルもなく、メンバーの仲も良いことから、キンプリはこのまま5人で長年続くグループになるとばかり思っていたんです」(業界関係者)
だが結局は、SMAPが袂を分かつことになったように、デビューから5年で空中分解。今後キンプリは、高橋海人と永瀬廉のデュオとして活動していくという。2人になったキンプリについて、テレビ業界関係者はどう見ているのだろうか。
「俳優として活動の場を広げている高橋と永瀬ですが、平野、もしくは岸という、グループに1人は置いておきたい天然キャラがいなくなってしまったことで、バラエティ要素が極端に薄れてしまった。また、大人数のボーイズグループが増えている中、5人というのはテレビ的にもバランスが取れていたのですが、その長所も失ったことになります」(テレビ業界関係者)
また、新生キンプリは6月21日に13thシングル「なにもの」の発売を控えているが、ジャニーズ事務所の先輩デュオ・KinKi Kidsと比較すると、それぞれの“個性”が足りないという。
「KinKi Kidsの堂本剛と堂本光一は、キャラクターも歌声もまったく異なり、そんな2人の織りなすハーモニーが人気といえる。一方、『なにもの』を聞く限り、永瀬と高橋の声質はあまりに似ており、デュオとしての魅力が薄いというのが個人的な感想。今後は、それぞれの個性を打ち出すべく磨きをかける必要があるでしょう」(同)
キンプリの新番組『キントレ』の問題点とは?
7月1日からは高橋と永瀬の2人で、『King & Princeる。』(日本テレビ系)の実質的後継番組『キントレ』(同)がスタート。同番組は出演者たちがお金にまつわる疑問を体当たりで徹底調査する“新経済バラエティ”だという。
「『King & Princeる。』に出ていた劇団ひとり、アンタッチャブル・山崎弘也も、引き続きレギュラー出演するそうです。ただ、こうした補助的な役割をずっと配置するのは、番組進行上、仕方ないとはいえ、メンバーが“仕切る力”を培うことの妨げになる。しかも『キントレ』は、『King & Princeる。』と同じ枠で引き続き放送すること自体は喜ばしいものの、のちにゴールデンに昇格するという可能性は、現時点では極めて低いといっていいでしょう」(同)
2人で再スタートを切ったキンプリ。永瀬と高橋を待ち受けるのは“いばらの道”だろうが、アイドルとしてどのような成長を遂げるのか見守りたい。
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