ラルク・tetsuya参加のコピーバンドにファン「悲しい」! hyde激似ボーカル発掘で話題も
L’Arc~en~Ciel(以下、ラルク)のリーダーでベーシストのtetsuyaが、ラルクのコピーバンド「Like~an~Angel(ライク アン エンジェル)」を結成。5月30日には初ライブを開催したが、困惑してしまうラルクファンもいたようだ。
tetsuyaは、4月1日にSNSでラルクのコピーバンドを結成すると発表。同時にライブの告知も行ったが、この時点では彼以外のメンバーについては伏せられた状態だった。
そして、ライブの翌日である5月31日には、ニュースサイト「文春オンライン」のインタビュー記事にtetsuyaとコピーバンドのボーカル・jekyll(ジキル)が登場し、バンド結成の経緯を説明。
それによれば、2人が出会ったのは「とある国のミュージックバー」で、Jekyllはジャズを歌唱していたとか。その歌声を聞いたtetsuyaは、「うわ、hydeやん」と驚がく。後にラルクの音響スタッフたちにも歌声を聞かせたところ、みんながhydeの歌声だと勘違いしたそうで、コピーバンドのボーカルに誘ったそうだ。
さらに、結成理由について、tetsuyaは「ラルクはいま数年に1度しか活動できていません」とした上で、「ベースをライヴで弾く機会がない。個人練習はできてもステージに立たないと腕がなまるし、ライヴで弾くならラルクの楽曲をやりたい」「そこで考えたのが、ラルクのコピーバンドだったんです」と説明。
ただ、「ラルクが動き出す時には僕はラルクを一番に優先」すると明かしており、やはりメインはラルクのようだ。
しかし、同バンドの結成発表以降、ネット上では「コピーバンドであっても、ライブが楽しいからどんどんやってほしい」と好意的な声がある一方で、「本人参加のコピバンってのが、なんとも悲しくなってくる」「リーダーがこんなにラルクをやりたがってるのに、なんで天然記念物のようなバンドになってしまったのか……」と複雑な心境を吐露するファンも少なくない。
また、ボーカルのJekyllについては、「声がhydeに激似」「ラルクの歌をどんどん歌ってほしい」と評価する声があるものの、「やっぱりhydeの声で聞きたい」というファンも見られる。
なお、本家のボーカル・hydeは、昨年末からYOSHIKIを中心としたスーパーバンド・THE LAST ROCKSTARSのメンバーとしても活動しており、昨年の『第73回NHK紅白歌合戦』にも出演。
1月と2月には日本とアメリカでコンサートを行ったが、そもそもTHE LAST ROCKSTARSがコンサート前にリリースした楽曲は1曲のみ。アルバムもない状態でどんなセットリストになるのだろうと疑問に感じていたファンもいたようだが、当日は未発表曲に加えて、ラルクやX JAPANのヒット曲のほか、SUGIZOやMIYAVIのソロ曲などが披露された。
ラルクの活動が滞っている中、hydeが他バンドでラルクの楽曲を歌うことに対しては、ファンの間でも「また違ったかっこよさでいい」「これじゃないんだよな……」と意見が分かれているようだ。
そんなラルクは2017年4月、バンドが内紛状態にあることを複数のメディアが報道。当時、ギャラの未払いを発端に所属事務所との確執が生じ、メンバーの独立問題が勃発していることや、ギターのkenが周囲から腫れ物扱いされていることが伝えられていた。
バンドの分裂といえば、X JAPANが長らく活動していない理由として、現在、YOSHIKIとToshlの“不仲説”がマスコミに取り沙汰されている。そのため、同じく活動が停滞しているラルクに対して、「X JAPANのようになってほしくない」と危機感を抱くファンもいるようだ。
ファンの間でも、肯定派と否定派に分かれている様子のLike~an~Angel。10月7日には、東京・日比谷公園大音楽堂でのライブを予定しているそうだが、ファンが熱望する本家の活動はいつになるのだろうか。