KinKi Kids・堂本剛、「ちょっとドライな感じ」――楽曲制作時の“せめぎ合い”語る
KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)が5月22日深夜に放送された。この日は堂本剛が登場し、一時期ラジカセにハマっていたことを明かした。
この日、リスナーから届いた「レコード屋さんで買ったお宝CDやレコードがあったら教えてください」という質問メールを読み上げた剛。「最近は(レコードショップに)全然行かないし、人の楽曲も本当聴かないから何ともですけど……」と言いつつ、「一時期ラジカセに凝ってたんで、それでカセットテープを結構買ったんですよね」と告白。
なお、購入したのはマイケル・ジャクソンやプリンスのものだそう。「実際やっぱりCDで聴くのとカセットテープ、ラジカセで聴くのと(では)全然音が違くて、めちゃくちゃ気持ちいいんですよ」と話した。
そして、「最近音がデジタル化してきてるんで」と指摘し、「ギター弾いてても何でもそうなんですけど、わざわざアンプを通して弾く必要性がどこまであるんだって」と疑問を感じるときがあるとも吐露。「ちょっとこのクールな感じ、ドライな感じっていうのは感覚的にもやっぱりあって」と語った一方、カセットテープで聴く音楽には「いわゆる雑味とか人間味とか温度、あったかさみたいな」ものがあるという。
また、「歌っててもそうなんですけど、いわゆるすごい下の音とか真ん中の中低域と呼ばれる音とか、そういう音をちょっとカットすることによって聴きやすくなって。でも温度とかっていうものがなくなっていく」と、楽曲制作の中での葛藤を漏らす場面も。レコーディングではそうした「せめぎ合いを結構やる」といい、「カセットテープとかで聴くと、やっぱりそういうところがちゃんと残ってたりするんですよね」と、その魅力を熱弁した。
さらに剛は、「だから実際、皆さんがKinKiの楽曲聴いてても、これは起こっている現象としてあって。スマホでしか聴いたことない人がパソコンで聴いたらちょっと音違いますよね。そのパソコンでしか聴いたことないって人がスピーカー、卓上スピーカーにつないで聴いたらまた全然音が違うし、ボーカルも全然違って聴こえるんですよ」と、機器によって音の聴こえ方が異なることを説明。
その上で、「そういうふうな聴き方をいろいろしてもらえると(うれしい)。僕たちもいろいろ丹精込めて音楽作って歌ってってやっている、そのまた違う部分をね、ちゃんと聴いていただけるっていうのはうれしいな、って思うから、そういうふうにしてみてください」とリスナーに勧めていた。
この日の放送にネット上からは、「いろんな聴き方大事だよね……モニタースピーカーで聴いたらホント聴こえ方が違くて驚いたよ」「卓上スピーカーとか買ってみようかな」「『丹精込めて』KinKiの楽曲作ってくれてありがとうね。いっぱい聴くよ」という声が集まっていた。
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