市川猿之助、遺書の内容まで発覚――捜査関係者から次々と情報が漏れるワケ
5月18日、一部週刊誌に“ハラスメント疑惑”などを報じられた歌舞伎俳優・市川猿之助が、同日、都内の自宅で両親とともに倒れている状態で発見され、病院に緊急搬送された。21日には、歌舞伎の製作や公演を行う松竹株式会社が、公式サイトで「各方面からの情報把握に努めているところ」といったコメントを公開すると同時、マスコミ各社に対し、“行きすぎた取材”にも注意喚起を行ったが、「騒動はまだ収まりそうにない」(スポーツ紙記者)ようだ。
歌舞伎だけでなく、テレビドラマや映画、バラエティなどでも活躍していた猿之助。5月18日発売の「女性セブン」(小学館)により、役者や弟子、スタッフに対するハラスメント疑惑があると伝えられた。
「一方で同日、猿之助とその両親が自宅で倒れているのをマネジャーが発見。母親と父親は死亡が確認されました。猿之助も、意識がもうろうとした状態だったようですが、その後、命に別状はないことが報じられ、捜査関係者に話している内容なども、少しずつ情報が出てきています」(同)
ハラスメント疑惑が報じられた直後、本人と両親が緊急搬送……という展開だったことから、ネット上では当初、「無理心中か」とささやかれていた。
「その後、猿之助が捜査関係者に『家族会議をした』『死んで生まれ変わろうと話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ』などと述べたことが明らかになりました。ほかにも、猿之助の“遺書”とみられるものの存在やその内容、そして、両親が“老老介護”状態にあったという話も浮上。猿之助も超多忙の中、そんな両親を支えていたとみられ、“介護疲れ”に陥っていた可能性も指摘され始めています」(同)
そんな中、松竹は公式サイトで「事態の解明が途上の中でのコメントや弊社対応の経緯に関するご説明等は差し控えさせていただきたく存じます」(原文ママ、以下同)などとアナウンス。
「また、報道各社に配布した文書では『一連の報道以来、マスコミ各社からの取材が過熱しており、歌舞伎俳優とりわけ市川猿之助一門の俳優、または舞台関係者等に対し、自宅への来訪や公共交通機関(電車)内での取材要請など、節度をわきまえないと言わざるを得ない接触が持たれている』などと苦言を呈しました。ただ、やはり警察ないし本人からの正式な情報発信があるまでは、マスコミの取材合戦は収まらないでしょう」(同)
実際、ネット上にも「真相を知りたい」という書き込みが多数見られる状況だ。
「現在、大手メディアは、“介護疲れ”がこの騒動の引き金だったという論調で報じるようになっていますが、ハラスメント疑惑の事実確認を求める声も多い。一方、業界関係者の間では、捜査関係者から猿之助の情報が次々と報じられていることにも注目が集まっています。現在、事情聴取の内容をはじめ、遺書とみられる書き置きが『愛するM』に向けたものであり、その人物に財産を相続させるという旨が記されていたことなどが記事になっていますが、猿之助が何かしらの理由で、警察側の心証を悪くしているため、捜査関係者がマスコミにこうした内情を流しているのでしょう」(同)
真相究明にはまだ時間が掛かりそうだが、今後も次々と“意外な事実”が報道主導で飛び出してくるのだろうか。