IMPACTors、ジャニーズ“卒業”で公演チケットがプレミア化! 40万以上で転売も
ジャニーズJr.内ユニット・IMPACTorsのメンバー全員が、5月25日をもってジャニーズ事務所を“卒業”することが明らかになった。彼らの退所に関しては、昨年12月の時点でうわさされ、今年1月にはジャニーズアイランド社長の20th Century・井ノ原快彦がインタビューで認めていたものの、正式発表を受けてJr.ファンが衝撃に包まれている。そんな中、5月22日から始まる出演コンサートのチケットは、ネット上で高額転売されているという。
IMPACTorsは、影山拓也、佐藤新、鈴木大河、椿泰我、松井奏、基俊介、横原悠毅からなるユニット。以前より7人くくりで活動していた彼らは、ジャニーズ事務所の前副社長・滝沢秀明氏が名付け親となり、2020年10月16日放送の音楽番組『ミュージックステーション』2時間スペシャル(テレビ朝日系)内で初めて「IMPACTors」として紹介され、大きな話題となった。
「滝沢氏は19年からジャニーズのグループ会社・ジャニーズアイランドの社長を務め、Jr.の育成に携わるようになりました。そして、ジャニーズの創業者であるジャニー喜多川氏が19年7月に亡くなった後、ジャニーズ事務所の副社長にも就任。IMPACTorsは滝沢氏が副社長になった後に作ったグループ第1号なんです。以降、彼らはJr.が集合する番組やコンサートでも扱いが良かったため、ファンの間で『タキニ』(滝沢氏のお気に入り)とも言われてきました」(ジャニーズに詳しい記者)
ところが、滝沢氏は昨年10月31日付でジャニーズを電撃退社。生みの親である滝沢氏が事務所を去った後、IMPACTorsの活動はどうなるのか……と、多くのファンが気を揉んでいた。そこへ来て、12月には文藝春秋が発行する週刊誌「週刊文春」や、ニュースメディア「文春オンライン」がIMPACTorsメンバーの退所をスクープ。
「以降、滝沢氏の退社後、ジャニーズアイランドの社長を引き継いだ井ノ原が今年1月、ニュースサイト『デイリー新潮』のインタビューで退所は事実と認めました。ただ、本人たちから記事内容を認める言葉はなく、ファンの間では、今年3月(大阪松竹座)と5月(東京・日本橋三井ホール)に行われるコンサート『東西ジャニーズJr. Spring Paradise』の終了後に動きがあるのではないかとみられていたんです。IMPACTorsの東京公演は5月22~25日までの計7公演。5月に入ってからも沈黙状態でしたが、開幕まで1週間を切ったタイミングでようやく正式な退所報告に至りました」(同)
16日、ジャニーズ公式エンタメサイト・ISLAND TVに「お知らせ」がアップされ、IMPACTorsの事務所退所が明らかに。井ノ原は「2023年5月25日 IMPACTorsはジャニーズ事務所から卒業することとなりました」(原文ママ、以下同)と明かした上で、「ファンの皆様、これからも彼らを見守ってあげてください。ありがとう。IMPACTors!!」とエールを送った。
また、メンバーも「IMPACTors 一同」としてコメントを寄せ、「ファンの皆様に幸せを届けられるよう前進し続けます。これからも僕たち7人の応援をよろしくお願い致します」とのメッセージが掲載されている。
さらに同日、グループのセンターを務める佐藤がジャニーズ公式モバイルサイト・Johnny’s webの「ジュニア日記」を更新。「僕らIMPACTorsには おっきいおっきい夢があって それを本気で叶えようとしている」と告白したほか、「偉大な背中から学ばせて頂いた事に感謝して、今のさらにさらに、上のステージに羽ばたけるように。努力し続けたいと思います」とつづり、7人で活動を継続する意思を示した。
彼らにとって、ジャニーズでの最後の大仕事となる『Spring Paradise』東京公演のチケットはプレミア化し、ネット上のチケット売買サイトでは軒並み高騰。ジャニーズファンクラブのチケット料金は8,000円だが、特に最終日の25日は一部サイトで最安値が12万、最高で46万に跳ね上がっている(17日時点で『取引中』に)。また、別のサイトだと25日のチケットは65万で販売されていた。
「IMPACTorsが7人で活動を続けるとしても、今後はジャニーズの楽曲を使ってパフォーマンスすることは難しくなるでしょう。ファンの中には何がなんでも公演を見に行きたいと望んでいる人も少なくないのかもしれません。本来はこうした手段に頼らず、正規ルートでチケットを手にしたファンで会場が埋まるべきなのですが……」(同)
一方、退所後のIMPACTorsに関して、ファンの間では「ジャニーズ卒業後も7人で活動するってことは、セブオダ(7ORDER)みたいに名前を変えるのかな?」「セブオダのように7人で始動するのを待ってる!」といった声も。
「7ORDER」とは、かつてジャニーズに存在したJr.内ユニット・Love-tuneのメンバー7人で結成されたグループ。それぞれが19年3月までに事務所を去った後に合流し、「7ORDER」として再始動。20年3月にCDデビューを果たし、現在は個人で俳優業を行いつつ、グループで音楽活動も継続している。
今も熱心なファンに支えられており、今年4~5月にかけてホールアリーナツアー『7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL』を開催。6月3、4日には東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナでの追加公演も決定している。
なお、5月12日の大阪城ホール公演に参加したファンのレポートによれば、リーダー・安井謙太郎は「今とは違った名前」で大阪城ホールに来たことがあると、ジャニーズ事務所在籍当時を回顧していたとか。同じ7人でステージに立てたという現状に喜びを感じているのか、「今が一番楽しい」との発言もあったそうだ。Twitter上で、このあいさつの内容が広まると、「安井くんが幸せそうでよかった」「レポ見ただけで泣ける」と感激のコメントが上がっていた。
IMPACTorsも7ORDERのように改名して再スタートを切るのか、引き続き今後の動向に注目が集まる。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン