春ドラマ“脱落率”ランキング! 『教場0』は視聴率3割減、『特捜9』は唯一アップ
3位は、芳根京子主演の『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)。脱落者率は30%だった。
第1話から世帯平均視聴率6.0%と微妙な滑り出しであったが、第4話でさらに3.4%まで下降。今月10日放送の第5話では4.2%まで持ち直したものの、この低空飛行が続けば、1985年にスタートした「水曜ドラマ」枠の全話平均視聴率において、歴代ワースト記録を更新する可能性は高そう。
芳根とジャニーズWEST・重岡大毅のほか、赤井英和、野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一、常盤貴子といったベテラン勢も多く出演している同作。しかし、“知的財産権”というテーマがいかんせん「地味すぎる」と指摘する声は多く、脱落率につながってしまったようだ。
加えて、配信サイト・TVerでも、お気に入り数が46.1万人と苦戦。『明日、私は誰かのカノジョ』(TBS系)や『ホスト相続しちゃいました』(フジテレビ系)といった深夜ドラマをも下回っており、極めて厳しい状況といえる。
こうした多くのドラマが大きく視聴率を落とす中、今期唯一、視聴率を上昇させたのが、20th Century・井ノ原快彦が主演を務める刑事ドラマシリーズ『特捜9』(テレビ朝日系)の「season6」だ。
初回は世帯平均視聴率9.4%と、同シリーズ史上初の1ケタ発進に見舞われたが、第3話で10.6%までアップ。その後も10%前後をキープしており、シリーズのファンをがっちり掴んで離さない様子がうかがえる。
最終回へ向けて、さらなる盛り上がりを見せそうな作品も多い春ドラマ。今後も、数字の推移に注目したい。
4月期ドラマ脱落者率ランキング(民放4局、午後8~10時台)
1位『風間公親-教場0-』(フジテレビ系、月曜午後9時)31%ダウン
同率1位『Dr.チョコレート』(日本テレビ系、土曜午後10時)31%ダウン
3位『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系、水曜午後10時)30%ダウン
4位『unknown』(テレビ朝日系、火曜午後9時)26%ダウン
5位『ペンディングトレイン-8時23分、明日君と』(TBS系、金曜午後10時)22%ダウン
6位『だが、情熱はある』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)21%ダウン
7位『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系、月曜午後10時)19%ダウン
8位『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系、水曜午後10時)18%ダウン
9位『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系、日曜午後9時)16%ダウン
10位『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系、木曜午後9時)12%ダウン
11位『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系、日曜午後10時)11%ダウン
12位『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系、木曜午後10時)10%ダウン
13位『王様に捧ぐ薬指』(TBS系、火曜午後10時)8%ダウン
14位『特捜9 season6』(テレビ朝日系、水曜午後9時)2%アップ
※比較は第1話と5月15日放送分までの最新話。小数点以下は四捨五入。