『合理的にあり得ない』第4話、視聴率自己最低も……起爆剤となりそうな“怪演女優”とは?
天海祐希主演の連続ドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)の第4話が5月8日に放送され、世帯平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第3話の8.3%から0.5ポイントダウンし、自己最低となった。
同ドラマは、柚月裕子氏の小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社)を原作とした痛快エンターテインメント。頭脳明晰で変装が得意な女探偵・上水流涼子(天海)とIQ140の貴山伸彦(松下洸平)がバディを組み、さまざまな依頼を“あり得ない方法”で解決していく1話完結モノだ。
天海の“変装”が見どころの一つといえる同作だが、第2話では涼子が“ジュリ扇”片手に踊る“バブリー女”や“ギャンブル好きのマダム”に変身。第3話でも着物を着た貫禄たっぷりのホステス姿や、中国の資産家マダム姿を披露し、その振り切った演技が毎回話題となっている。
※以下、『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』第4話のネタバレを含みます
涼子と伸彦がバディを組むきっかけとなった過去の依頼について明かされた第4話。
涼子が「上水流エージェンシー」を立ち上げた直後、美容整形に失敗して額に大きな“あざ”ができた女性・西田真紀(市川由衣)が相談に訪れる。なんでも、真紀は美容クリニックの院長・愛原樹里亜(水野美紀)への報復を望んでいるという。
早速、美容クリニックに乗り込むも、あえなく追い返されてしまい、頭を悩ませる涼子。しかし、樹里亜が秘書を募集しており、かつ“イケメンに弱い”という情報を耳にしたことから、イケメン男性を雇って秘書として潜入させることを計画する。
そんな時、涼子のもとに伸彦の飼い猫が迷い込んでくる。伸彦の地味ながらも整ったルックスにビビッときた涼子は、彼をスカウトした後、美容クリニックにスパイとして潜入させることに成功。
伸彦によれば、樹里亜が薬品名や美容機器の名前が書かれた黒革の手帳を鍵付きの金庫で保管しているそう。これに重大な秘密が隠されていると推測した涼子は、手帳の中身を確認するため、ホストクラブで樹里亜と“大酒飲み対決”を決行する……。
水野が、天海の頭にシャンパンをかけるシーンもあり、ベテラン俳優同士の対決シーンに多くの視聴者が興奮。ネット上では、「水野美紀がハマり役すぎて面白かった」「2人の演技対決、ずっと見てられる」という声が上がっていた。
さらに、次回の予告映像に、樹里亜が依頼人として涼子のもとを訪れるシーンがあったため、今後も2人の対決が続くことを期待する視聴者は少なくない。
2017年放送の連ドラ『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)の出演以降、クセの強い役が目立ち、“怪演女優”ともいわれる水野。彼女は、『合理的にあり得ない』の起爆剤となるかもしれない。