『モーニングショー』玉川徹氏がまた暴走――視聴者を怒らせた「先入観の強い物言い」とは?
『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演しているテレ朝局員・玉川徹氏が、近頃また“暴走”しているようだ。
玉川氏は昨年9月、銃弾に倒れて亡くなった安倍晋三元首相の国葬で、菅義偉前首相が友人代表として弔辞を読み上げたことについて、「当然これ、電通が入ってますからね」と解説。だが、のちに電通はまったく関わっていなかったことがわかり、謝罪と謹慎に追い込まれた。
「玉川氏は番組内の謝罪の中で、『これからは、現場に足を運び取材をし、事実確認をして報告する。その基本にもう一度立ち返るべきだと考えました』とやり直しの意思を表明。しばらくは、自身が取材してきたニュースを解説した後はスタジオから姿を消すというスタイルを続けていましたが、今年4月3日からコメンテーター席に戻り、番組冒頭からフル出演するようになりました」(芸能ライター)
玉川氏の不在期間、ネット上では「やはり玉川さんがいないとただのワイドショーでつまらない」「はっきり物を言う人が居なくなった」など落胆の声も聞かれた。そして復帰後は、それまでの居丈高な態度は鳴りを潜めたものの、先入観の強い物言いは繰り返し行っている。
「4月26日の同番組では、農林水産省の官房長に直接取材したことを報告。『みんな、米食べないから米の需要は減っていく』としながら、『むしろ小麦とかそっちのほうにいってほしいんだけど、それは日本にはあまり合わない』と解説していました」(同)
だがこの後、コメンテーターの安部敏樹氏が「(小麦は)合わないし食の安全保障を考えたら、米のほう、大事にしておくのは大事だと思っている」と訴えると、玉川氏は音声にはっきりのらなかったものの、「食べないもの作ってもしょうがない」とつぶやくように反論。続けて、「品種改良で日本でも育つような小麦ができてますから、なるべく米から小麦とかに変わってもらって」と、転作を勧めていた。
この発言にネット上からは、「米農家に謝れ」「御託を並べる前に全国の米農家さんに話を聞きに行け! その苦労、その想い、生の声を聞いて来い!」「米農家の未来を潰すような発言」など怒りの声が多数出ていた。
このほかにも、復帰後の玉川氏は「コロナはそんなにたいした病気ではない、結果的に」と、それまでとは反対の意見を述べるなどし、物議を醸している。
「ただ、これらの発言に対して謝罪するようなことはまずないでしょう。例の電通発言のときは何といっても、相手が国内No.1の広告代理店でしたから、あわや降板という騒動になったわけで。広告代理店は、テレビCMを放送したいという広告主と、テレビ局とを仲介する存在ですから、言わばテレビ局の生命線なのです」(テレビ関係者)
つまり「電通」発言での謝罪と謹慎は、結局「視聴者ファースト」ではなく、お得意様への顔向けのためという意味が大きかったようだ。玉川氏は今後も物議を醸すような発言を続けていくのだろう。