『教場0』キムタク初の“全話平均1ケタ台”の可能性にフジ焦り――新垣結衣、坂口憲二投入も空振り
フジテレビ系「月9」枠で放送中の木村拓哉主演連続ドラマ『風間公親-教場0-』(以下、『教場0』)が、5月8日に第5話を迎え、世帯平均視聴率9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。小説家・長岡弘樹氏の『教場』シリーズ(小学館)を実写化し、これまで、同じく木村主演でスペシャルドラマ版が放送され、高視聴率を獲得していたが、「連ドラ版は現在、予想外の展開に。3週連続、1ケタ台を推移しており、フジ側もかなり焦っているとみられる」(スポーツ紙記者)という。
木村が冷徹な主人公・風間公親を演じている『教場』のドラマシリーズ。20年1月のスペシャルドラマ『教場』は同4日放送の前編が15.3%、翌日の後編が15.0%を記録し、21年1月の『教場II』も同3日の前編が13.5%、翌日の後編が13.2%という好成績を収めていた。
「それだけに、今年4月期、連ドラとしてスタートした『教場0』も注目を集めていましたし、第1話は12.1%とまずまずの滑り出しでした。しかし、第2話で10.7%まで後退したかと思えば、第3話で9.8%と1ケタ台に転落。さらに、以降も9.6%(第4話)、9.1%(第5話)と低迷が続いています」(芸能ライター)
木村といえば、1990年代から2000年代初頭にかけては主演した連ドラが次々とヒットし、“高視聴率俳優”のイメージが世間に浸透。その後、視聴者の“テレビ離れ”が進み、木村の連ドラ主演作も「いつかはコケるのではないか」と心配されるようになっていた中、昨年4月期の『未来への10カウント』(テレビ朝日系)第3話が9.9%を記録し、“キムタク初の1ケタ視聴率”と業界内外に衝撃が走った。
「また、『未来への10カウント』は第4話も9.6%だったため、“キムタク初の2週連続1ケタ台”と騒がれたものの、その後は2ケタ台に回復して、全話平均は10.9%をマーク。そんな木村が、『未来への10カウント』の次に選んだ主演連ドラが『教場0』だったのですが、こちらも2ケタ割れしたばかりか“キムタク初の3週連続1ケタ台”という緊急事態が発生中。この状況には、フジ側も頭を抱えているでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
もちろん木村も、『未来への10カウント』で低視聴率を刻んでしまったというイメージを払しょくするため、『教場0』には並々ならぬ思いで挑んでいたはずだが、フジもまた相当気合を入れていたとみられる。
「フジは当初、同ドラマを昨年のうちに『月9』枠で放送するというプランも立てていたそうですが、その時は木村が『未来への10カウント』の撮影に全力投球したいから……といった理由で断ったのだとか。そういう経緯から今期、満を持して『教場0』の放送に至ったわけで、フジはテレ朝の“悪夢”を繰り返さないように高視聴率獲得を目指していたといいます」(同)
新垣結衣をはじめ、18年5月末から無期限で活動を休止していた坂口憲ら豪華キャストがリレー形式で次々と投入されているのも、すべては同ドラマの成功のためだろう。
「しかし、フジの作戦はことごとく空振りし、この有様。もし、今後もまだ視聴率が下降するようなら“キムタク初の全話平均1ケタ台”は避けられないかもしれません。これは木村だけでなくフジ的にも大問題なので、急きょ新たな作戦を練る必要があるでしょう」(同)
『教場0』制作陣は最後まで“数字”と格闘することになりそうだ。
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