『合理的にあり得ない』第3話、視聴率上昇で月9『教場0』を“追い抜く”可能性
天海祐希主演の連続ドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)の第3話が5月1日に放送され、世帯平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第2話の7.9%から0.4ポイント上昇した。
同ドラマは、柚月裕子氏の小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社)を原作とした痛快エンターテインメント。頭脳明晰で変装が得意な女探偵・上水流涼子(天海)とIQ140の貴山伸彦(松下洸平)がバディを組み、さまざまな依頼を“あり得ない方法”で解決していく1話完結モノだ。
第2話では、涼子が“ジュリ扇”を片手に踊る“バブリー女”や“ギャンブル好きのマダム”に扮したコミカルなシーンが話題を集め、ネット上の視聴者から「笑った」「こういう振り切った役をこなせるのは、やっぱり天海さんしかいない」と絶賛する声が上がっていたが、やはり第3話もギャグ要素が目立った。
※以下、『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』第3話のネタバレを含みます。
そんな第3話では、涼子のもとに建設会社会長の本藤朝子(神野三鈴)が訪れ、夫の後を継いだ二代目社長で息子の本藤仁志(笠原秀幸)が、近頃、怪しげな予知能力者・高円寺裕也(高橋克実)に頼っているため、「息子の目を覚ましてほしい」と依頼。
高円寺の能力の手口を探るため、涼子は“着物姿のホステス”や、片言の日本語を話す“中国人の資産家マダム”に扮し、潜入捜査を試みるのだった。
第1話では、中国人整体師に扮していた涼子だが、今回の資産家マダムに関して、ネット上では「日本語をしゃべる中国人の演技がうますぎる」と称賛の声が続出。
一部では「コントみたいなシーンはいらないから、かっこいい天海さんだけが見たい」という声もあるようだが、「相変わらずテンポが良くて、面白い」「何も考えずに見られるからいい」と、“気楽に楽しめるドラマ”として概ね高い評価を得ている。
一方で、同ドラマは“春ドラマの目玉”とも言われる木村拓哉主演の“月9”ドラマ『風間公親-教場0-』(同)に続く枠で放送されているが、シリアステイストなはずの『教場0』が、一部ネットユーザーから「ツッコミどころ満載のトンデモ刑事ドラマ」などと面白がられていることから、「月曜のフジは、ギャグドラマが続くなあ」といった書き込みもあるようだ。
天海の“七変化”が好評な『合理的にあり得ない』。『教場0』の視聴率が徐々に落ちているため、月9の視聴率を追い抜く可能性もありそうだ。