メ―ガン夫人、国王に“不満”で戴冠式欠席? ヘンリー王子はウィリアム皇太子の10列後方の席か
メーガン夫人が2021年に王室内で人種差別的な発言があったことを暴露した後、当時皇太子だったチャールズ国王に「王室の無意識の偏見に対する懸念」を綴った手紙を送っていたことが明らかになった。国王から満足のいく返答をもらえなかったことが、5月6日の戴冠式に欠席する大きな理由になったとも報じられているが、夫人サイドはそれを否定。
一方で、ヘンリー王子は戴冠式でウィリアム皇太子らが座る席の10列も後方に座ることになると伝えられていることから、ネット上では「夫人は招待はされたけど惨めな思いをするから行かないと決めたのだろう」ともささやかれている。
チャールズ新国王の戴冠式が約3週間後に迫った今月12日に発表されたヘンリー王子の単独出席。メーガン夫人とアーチー王子、リリベット王女はカリフォルニアに残ることも明かされ、米メディアは「アーチー王子の4歳の誕生日を一緒に過ごすため、夫人は欠席することを決めたようだ」と伝えた。
その後、”ヘンリー王子夫妻は戴冠式での席順など、自分たちが置かれる位置を非常に気にしており、王室に何度も確認をとっていた”との報道も。メーガン夫人が欠席する本当の理由は、王室側が自分たちを冷遇すると知ったため、また、メディアに粗探しをされ批判されたり、プラチナ・ジュビリーの時のように民衆からブーイングを浴びることが嫌だったからではないかという臆測が流れた。
現地時間21日に英紙「デイリー・テレグラフ」は、ヘンリー王子夫妻が国王から手紙を受け取り、その内容に不満を抱いたメーガン夫人が返信したと報道。
ヘンリー王子夫妻は、2021年3月に放送されたオプラ・ウィンフリーの独占インタビューで王室に対する不満や人種差別的発言があったことを暴露したが、その後、チャールズ国王から「家族間に緊張があることを悲しむ」いう手紙を受け取ったとのこと。一方で、夫妻が問題視している「アーチー王子の肌の色について」の人種差別的発言については触れられていなかったため、メーガン夫人が「王室の無意識の偏見に対する懸念」や「人種差別的発言をした人の名前」を記した手紙を書き、国王に返信したという。
チャールズ国王は、問題のインタビュー後にメーガン夫人と連絡を取り合った唯一王族だとみられ、この手紙のやりとりはギスギスしたものではなく、人種差別的発言も「悪意のないもの」という見解で一致したと伝えられている。
21年に発売された王室に関する暴露本『Brothers and Wives:Inside the Private Lives of William, Kate, Harry, and Meghan』では、アーチーの肌の色がどれだけ濃くなるかと発言していたのはチャールズ国王だった記されている。もしこれが事実ならば、手紙では「悪意はなかった」という言葉で片付けられ、謝罪してもらえなかった可能性が高い。なぜなら2人は今も国王とウィリアム皇太子からの謝罪を望んでいるからだ。
そうした経緯から、メーガン夫人が戴冠式に欠席するのは、「戴冠式への招待状はもらったが、この時やりとりした手紙の内容に納得しておらず、不満に思っているから」だと一部メディアが報道。これに対して、ヘンリー王子夫妻の代理人は、米誌「ピープル」など複数の米メディアに声明を送り「ばかげている」と否定した。
「サセックス公爵夫人は、4年前の会話に関する2年前の手紙のやりとりを考えるよりも、普段の今の生活を大事にしている」「それ以外のことを理由にするのは誤りであり率直に言ってばかげている。タブロイドと王室記者の方々は、誤った情報をでっち上げることを止めるようお願いします」と警告した。
そんな中、国王とメーガン夫人の手紙のやりとりについては、夫人サイドが情報をリークしたのではないかと見る人が多い。米「FOXニュース」の記事のコメント欄は、「こんな昔の話、このタイミングでリークさせるのはメーガンしかいないでしょ」「メーガンの自分に注目を集めよういう思惑が見え見え」「23日のルイ王子の誕生日に水を差したかったに違いない」「いつも他人の祝い事に自分のことを被せてくる」と大炎上している。
国王とメーガン夫人の手紙のやりとりは「家族の間で交わされる温かなものだった」と伝えられているが、王室はシニアメンバーと公務をしないメンバーをしっかり分けているため、戴冠式に出席するヘンリー王子はかなり冷遇されそうだとも報じられている。
23日、英メディア「ミラー」は、ダイアナ元妃の元執事であるポール・バレルの情報として「戴冠式でのヘンリー王子の席はウィリアム皇太子ら家族が座る席よりも10列も後方」だと報道。
「ヘンリー王子は、兄である皇太子、父である国王とは言葉を交わすこともなく、サッと入り式が終わったら一瞬で退席するだろう」「王子は、息子2人とも立ち会ってほしいという国王の願いを叶えるために出席するのだから長居はしない」「(この戴冠式で)和解する可能性は残念ながらないだろう。王室からは冷遇されるだろうし」というポールの言葉を伝えた。
なお、同紙では、ヘンリー王子はアーチー王子の誕生日を祝うべくとんぼ返りするため、「最前列でないことを問題にはしないだろう」というポールの見解も伝えている。
ネット上では、国王の息子で王位継承順位第5位のサセックス公爵であるヘンリー王子が、家族と離れた10列も後ろだということに「当然でしょ」と納得する声が多く、メーガン夫人が戴冠式に欠席するのは「敵視しているキャサリン皇太子妃より10列も後方に座ることを屈辱的と感じたからだろう」と推測する意見も出ている。
戴冠式には欠席するメーガン夫人だが、先日「サセックス公爵メーガン夫人」としてTEDトークにビデオ出演。髪型やメイクがキャサリン皇太子妃に似ており、Twitter上では「キャサリン妃になりたすぎて整形したんじゃないの?」という声が飛び出したほどだった。
王室ファンは「もうこれ以上もめずに和解して、兄弟家族で仲良くしてほしい」「子どもたちも交流させてあげてほしい」と期待を寄せているが、次から次へと流れてくる王室関連の報道を見る限りとても難しそうである。