なにわ男子、『24時間テレビ』メインパーソナリティ発表に見る“違和感”とは?
ジャニーズタレントがメインパーソナリティーを務めることがなぜか慣例となっているチャリティー特番『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)。8月26~27日に放送される今年は、7人組グループ・なにわ男子がメインパーソナリティーを、チャリティーパーソナリティーを俳優・芦田愛菜が務めることに決定したが、その発表の仕方が視聴者を困惑させている。
4月17日に放送された報道番組『news zero』(午後11時~)では、通常のスポーツニュースから続くかたちで、静かに今年の『24時間テレビ』の話題へ。
「24時間テレビ 今年のメインパーソナリティーは?」というテロップが表示された後、同日午後7時頃に行われたメディア取材会の映像に切り替わり、「今回のメインパーソナリティーは、人気グループ・なにわ男子」との落ち着いたナレーションとともに、今年の番組の顔が明らかとなった。
こうしたVTRが終わると、月曜キャスターの嵐・櫻井翔は「『24時間テレビ』は社会のさまざまなことについて届ける番組ですので(中略)今日から8月の放送まで、じっくり彼ら(なにわ男子)にも何か向き合ってほしいです」とコメント。
続けて、MCの有働由美子アナウンサーが「(パーソナリティーと)年の近い世代の人たちが、ふだん声を上げられていない人の声を拾って、伝えてあげられる番組になるといいなと思います」と語り、この話題は終了した。
これを受け、ネット上では「こんなにひっそり発表されるものだったっけ?」「何気なくニュース見てたら、ぬるっと発表されてびっくりした!」と違和感を訴える視聴者が続出。
というのも、近年、同番組のパーソナリティーは、櫻井が司会を務める同局『1億3000万人のSHOWチャンネル』をはじめ、プライム帯のバラエティ番組で賑やかに発表されてきただけに、今回のアナウンス方法に驚く人が多いのも頷ける。
加えて、そんな『24時間テレビ』の“大異変”に関して、ネット上では、ジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川氏の性加害問題が影響しているのではないか……という臆測も飛び交っている。
そのため、「この最悪のタイミングで、このポジションを背負わされるなにわ男子、不運すぎる」といった声や、「ジャニーズのせいでこんな地味な発表になっちゃって、芦田愛菜のとばっちり感がすごい」と芦田に同情する声も見られる。
さらに、同日の『news zero』では、なにわ男子・西畑大吾が、地域の子どもたちに安心できる居場所を提供する東京・荒川区の「子ども村ホッとステーション」へ出向き、取材する模様も放送されたが、やはり「ジャニタレと“子どもたちが安心できる居場所”の組み合わせは、どうしてもあの性虐待問題がよぎる」といった意見が飛び出す事態に。
ジャニーズ事務所が、ジャニー氏の性加害問題に何かしらの手を打たない限り、今後も『24時間テレビ』やなにわ男子に、何かと批判が集中しそうな雰囲気だ。
長年、視聴者から「なんで毎年、ジャニタレが司会なの?」といった疑問の声が相次いでいる『24時間テレビ』。なにわ男子の選出理由について、日テレは「未来に向けて考えるべき社会問題を これからを担う若い世代の代表として発信するため」としているが、派手な宣伝を避けざるを得ない状況だとしたら、そこまでしてジャニーズタレントを起用する必要はあったのだろうか……。
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