『めざましテレビ』Adoの新テーマソングが「朝に合わない」と不評! “戦犯”は誰?
Adoが歌う「いばら」が、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)の新テーマソングに起用され、「朝に合わない」と視聴者から不評を買っているようだ。
同番組は年度ごとにテーマソングを変更しており、近年はOfficial髭男dism「HELLO」(2020年度)、YOASOBI「もう少しだけ」(21年度)、なにわ男子「サチアレ」(22年度)を起用。そして、今回、放送30年目という節目で起用されたAdoの「いばら」は、シンガーソングライター・Vaundyが作詞作曲を手がけ、『めざましテレビ』のために書き下ろした楽曲だという。
4月3日放送回のオープニングで「いばら」が流れると、軽部真一アナウンサーは「いやもう、かっこいいですよねえ」と絶賛。三宅正治アナウンサーも「(楽曲のおかげで)思わず『おはようございます!』と元気に声が出ましたねえ」と笑顔。その後も、同曲はお天気コーナーなど随所で流れていた。
また、この日の放送では、番組中盤以降にAdoが声のみで生出演し、「(『めざましテレビ』は)ずっと学生の時見ていて、生活の中にも一緒に過ごしていた番組だったので、(起用は)すごくうれしいですね」とコメント。
一方、「いばら」についは「皆さまに元気を与えてくれるテーマソングになっていると思ってます」とアピールし、歌詞についても「Vaundyさんの歌詞がものすごく素晴らしい(中略)言葉が刺すような歌になったらいいなと思いながら歌わせていただきました」と話した。
これに、三宅アナも「心が傷ついてても、朝起きてカーテン開けて、朝日浴びようかなっていうような、そんな思いになる曲」と同調したのだった。
しかし、ネット上では、Ado特有の攻撃的な歌い方や、歌詞に含まれる「傷」「甘ったれ」「痛み」といったネガティブワードが「朝には合わない」と物議を醸しており、「Adoは嫌いじゃないけど、朝はもう少し陽気で耳障りのいい曲がいいな。なにわ男子に戻すべき」「朝聞いてテンション下がって、上げられないまま1日終わりそうだから、めざましテレビ見るのもうやめようかな」といった声も。
コア視聴率を重視するフジだけに、若者支持層の厚いAdoに白羽の矢が立ったものと思われるが、視聴者からは「AdoやVaundyは自分のスタイルを貫いただけ。戦犯はどう考えても、安易にはやりに乗っかろうとした番組側」とアーティストに同情的な人も少なくないようだ。
同時間帯の視聴率では、裏番組の『ZIP!』(日本テレビ系)や『THE TIME,』(TBS系)、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)をしのいで民放トップになる日もある『めざましテレビ』。今後1年間はテーマソングが変わらない可能性があるだけに、視聴者離れにつながらないといいが……。