“消えた俳優”神尾楓珠、なぜかジャニーズ事務所が動向を注視するワケ
昨年12月6日まで行われていた「劇団☆新感線」の舞台『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』に出演して以降、次々と仕事を降り、すっかり“消えた俳優”となっている神尾楓珠。休業状態が続く理由は「体調不良」と言われているが、一部ではCMなどの単発の仕事はこなしている状況と報じられていた。そんな中、彼の復帰に関して「なぜかジャニーズ事務所が注目している」(芸能プロ関係者)という。
神尾は昨年12月、ボートレースの新CM発表会をはじめ、出演予定だったイベントなども相次いで欠席。今年1月26日~4月9日まで東京都美術館で開催される『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』のオフィシャルナビゲーターを務めると発表されていたが、1月7日には同展覧会の公式サイトが「諸般の事情により」として、神尾の降板を発表した。
そして16日、「女性自身」(光文社)のウェブ版が、「神尾楓珠 心身不調で無期限休養へ…昨年末から主演映画やドラマを続々降板の異変」(原文ママ、以下同)とのタイトルで記事を配信。
ところが、17日付のニュースサイト「スポニチアネックス」の記事によると、神尾の所属事務所・A-teamは無期限休養を否定したとのこと。体調不良により、神尾がドラマや映画を降板したことは認めながらも、事務所関係者は「体調を見ながら仕事を続けている。今後も撮影の予定が入っている」とコメントしていた。
「2月11日配信のニュースサイト『週刊女性PRIME』の記事では、1月17・18日に行われたボートレースのCM撮影に、神尾が参加していたと伝えています。しかし、4月に入ってからも表舞台に姿を現しておらず、公式インスタグラムも昨年11月8日の更新が最後となっているんです」(スポーツ紙記者)
一方、1月19日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、神尾が“消えた”背景には事務所の分裂問題が関係していると指摘。創業者の小笠原明男氏は2018年に亡くなっているが、全株を保有するオーナー・小笠原氏の妻と、後継社長のT氏は折り合いが良くないため、T氏の独立がうわさされており、神尾を連れていく可能性があると報じていたのだ。
そのT氏は、ジャニーズ事務所の元マネジャーで、当時、まだ山下智久が属していたNEWSの担当だったという。退社後にA-teamへ移り、以降は古巣のジャニーズとも仕事上の接点はあったそうだが……。
「20年10月末に山下がジャニーズを辞めた後、業界内ではT氏の名前が取り沙汰されるようになったんです。というのも、T氏は、山下の現マネジャーというわけではないようですが、ブッキングを受け持つなど、エージェント的な位置づけで動いているとみられています」(芸能プロ関係者)
そうした背景から、ジャニーズは山下とT氏の動向に目を光らせるようになったという。
「ジャニーズが直接的に山下の活動を妨害することはありませんが、常に彼の仕事状況はチェックしている様子。そんな中、『T氏がA-teamから神尾を連れて独立し、山下と合流するのでは……』という話が業界内でささやかれだしたため、ジャニーズは神尾の動向も注視するようになったといいます。しかし、結局のところ、神尾は依然として本格的な復帰は果たせていませんから、T氏との独立話もご破算になったのでは」(同)
神尾が本格的に再始動するのか、もう少し休養するのかはまだ不透明だというが、「少なくとも山下との合流説に関しては、ほぼ完全に流れてしまっている」(同)そうだ。
まずは、神尾が万全な状態で仕事に臨める日が来ることを願いたい。