嵐・櫻井翔、映画『ネメシス』レビューサイトでは低評価……難解なストーリーに賛否
女優・広瀬すずと嵐の櫻井翔がダブル主演を務める『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が、3月31日に公開初日を迎えた。同作は、2021年4月期に放送された連続ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)の劇場版。ドラマ自体も好みが分かれる作品となっていたが、今回の映画もネット上では「ドラマシリーズよりも格段に面白くなっていた」「キャストは豪華なのにつまらなかった」と賛否両論が寄せられている。
『ネメシス』は櫻井演じる“ポンコツ”な探偵・風真尚希と、天才的なひらめきで事件を解決に導く助手・美神アンナ(広瀬)の凸凹バディが活躍するミステリーエンターテイメント。
今回の映画では、連ドラの最終話から2年後の世界が描かれ、主演の2人のほか、探偵事務所「ネメシス」の社長・栗田一秋役の江口洋介をはじめ、勝地涼、中村蒼、富田望生、大島優子、KAT-TUN・上田竜也ら、ドラマ版のキャストが続投。また、「ネメシス」を追い詰める最悪の敵・窓役で、佐藤浩市も出演している。
なお、公開初日の31日は、東京・丸の内ピカデリーで舞台あいさつを実施。登壇者は広瀬、櫻井、佐藤、江口、入江悠監督と発表されていた。しかし27日には、映画の公式Twitterが「注意喚起」として、「『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』初日舞台挨拶チケットの転売目的のツイート、並びに流通サイトでの転売を確認、ご報告をいただいております。転売で入手したチケットであることが発覚した場合は、ご入場をお断わりさせていただく場合がございます。ご購入しないようご注意ください」(原文ママ、以下同)と発信。ネット上でのチケット売買について、釘を刺した形だ。
「実際、Twitter上ではチケットの売買に関する投稿が複数ありましたから、映画のプロデューサー・北島直明氏は、こうした転売の横行に目を光らせていたのでしょう。自身のTwitterアカウントで該当ツイートを引用し、『映画公式HPにも記載しておりますが、定額であっても、第三者への転売は禁止行為です。(中略)転売ツイート並びにチケット流通サイトは全て確認しています 今すぐ削除をお願い致します』などと、警告していたんです。良識あるジャニーズファンらは、こうした北島プロデューサーや公式側の姿勢に感心していました」(ジャニーズに詳しい記者)
公開前はそんな不穏な話題もあった劇場版『ネメシス』だが、製作委員会に名を連ねる「J Storm(ジェイ・ストーム」)のサイトなどで「伏線だらけの99分」とPR。ネット上では、事前の試写会を含め、今作を鑑賞した人々から、「スクリーンで見る『ネメシス』はドラマとはまた一味違った迫力あるスケールで、とても濃密な99分だった!」「戸惑う展開もあったけど、面白かった!」「脚本のクオリティが上がっていた」「ストーリーは難解だけど、映画として十分楽しめた」と好意的なコメントは少なくない。
一方で、「ドラマ版がOKな人にはいいのかもしれないけど……非常に残念だった」「映画にする必要はあったのか……? と思うくらいドラマから地続きな内容で困惑」「スペシャルドラマで放送したほうがよかったのでは」「何回か見ないと理解できないかもしれないから、評価は分かれる作品だと思う」「物語の展開が早くて、わざと難解にさせているように感じた。『伏線だらけ』と宣伝しているけど、そんなにあった?」とシビアな感想も。
さらには「試写会で見たけど、鬼つまらなかった。ドラマを見ていたらもっと面白かったのかも?」「キャラクターなどを覚えていないと置いていかれる展開が続くから、ドラマ版の履修は必須」との意見も見受けられた。
なお、主なレビューサイトを見てみると、「Yahoo!映画」は5点満点中「2.9点」、「映画.com」と「Filmarks」は「3.2」で、「評価は低め」(同)のようだ(4月1日正午時点)。
公開直後の現段階では、“絶賛祭り”にはなっていない『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』。果たして、興行収入や動員数はどこまで伸びるのだろうか?
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン