ヘンリー王子夫妻の写真に「やらせ」説! フロッグモア・コテージからの退去報道で気になる今後
ヘンリー王子とメーガン夫人が、イギリス滞在時に使用していたフロッグモア・コテージについて、英王室から退去するよう求められていることが明らかになった。チャールズ国王は王子の暴露本『スペア』発売後すぐに2人の立ち退きを決めたと伝えられている。この退去報道が流れる数時間前、王子夫妻は約2カ月ぶりにそろって公の場に姿を見せ、待ち構えていたパパラッチから攻撃を受けた。プライバシーに敏感なはずのメーガン夫人は笑顔でフラッシュを浴びていたため、ネット上では「やらせ」「知名度を維持することに必死」だと失笑されている。
退去報道が流れた現地時間1日、王子夫妻が運営するアーチウェル財団の広報担当は報道内容を事実として認めた。王室はノーコメントだが、英紙「デイリー・エクスプレス」は、国王は王子の自伝本『スペア』発売翌日の1月11日に王子夫妻への退去指示を決めたと伝えており、ネット上は、「王子に対する国民の怒りを受け止めた形にもなった」と評価する声が上がっている。
英紙「デイリー・メール」によると、退去期限は今年の初夏で、王子夫妻はそれまでに邸宅に置いてある荷物をアメリカの住居に輸送する手配をしなければならないとのこと。退去後はアンドリュー王子を住まわせる方向だとも伝えられた。
国王はエリザベス女王が私的財産からアンドリュー王子に渡していた年間約25万ポンド(約4600万円)の手当の打ち切りを考えており、そうなるとアンドリュー王子は莫大な維持費のかかるロイヤル・ロッジに住み続けることができなくなるため抵抗していると伝えられていた。グレードは下がるものの、フロッグモア・コテージが空くのなら、アンドリュー王子も従わざるを得ないだろうとみられている。
ヘンリー王子夫妻が2018年に結婚後、税金などの公的資金から約240万ポンド(約3億3500万円) かけて改修工事を行い、批判を受けて返済したことでも知られるフロッグモア・コテージ。2人は「狭い」「古い」と文句を言っていたが、由緒正しい公邸であり、ウィンザー城の敷地内にあることから、彼らが最重要視しているセキュリティも万全。王室離脱後も「あと数年間はこのままキープしたい」と借り続け、イギリス滞在中の拠点として使っていた。「デイリー・メール」は、退去を求められるなどとは夢にも思っていなかった王子夫妻が「がくぜんとしている」 とも報じた。
この報道が流れる数時間前の2月28日の夜、王子夫妻はロサンゼルスの権力者や一流セレブ御用達の会員制クラブハウス「サン・ビセンテ・バンガローズ」に繰り出し、待ち伏せしていたパパラッチの攻撃を受けた。
米「ニューズウィーク」によると、車から降りた王子はパパラッチの数に驚いたのか、「ハロー、ワオ、ハロー」と言い、続いて降りてきたメーガン夫人はうれしくてたまらないという笑顔でフラッシュを浴びたとか。王子は『スペア』でカメラのフラッシュがトラウマになっていると告白しているが、この夜はリラックスした表情で、まったく気にかけていない様子だったそうだ。なお、同書の発売以来、2人がパパラッチされたのはこれが初めて。メーガン夫人はご機嫌で、車内でも笑顔を浮かべていたという。
「ニューズウィーク」は、米ニュースサイト「ページシックス」に掲載された写真に、2人がアメリカに来てから姿を撮り続けているフォトエージェンシー「バックグリッド」社の名前がクレジットされていることを指摘。同社のパパラッチ写真は“仕込み”が多いとうわさされているため、ネット上では「王子夫妻側がリークしたのだろう」と、やらせ説が浮上。
さらに、当日の夜は土砂降りだったことから、「普通なら、こんな日にわざわざ外出しない」「自分たちはアメリカで権力者たちとよろしくやっているとアピールしたかったから、雨の中出かけたのだろう」と勘繰る声も上がった。
楽しそうにしているヘンリー王子夫妻だが、自分たちの家族を批判し続けたことでアメリカでのステータスはかなり下がっており、SNSでは「マスコミに取り上げられることに必死」「やっていることがリアリティスターと一緒」だと失笑する書き込みも多い。
しばらくは慈善活動を行うとみられているが、チャールズ国王の戴冠式が2カ月後に迫っていることから、近いうちにまた騒ぎを起こすのではないかと注視されている。