サイゾーウーマン芸能テレビ視聴率冬ドラマ視聴率ランキング 芸能 冬ドラマのトップ&ワースト 妻夫木聡『Get Ready!』を抑えた1位は? 『スタンドUPスタート』は歴代最低【冬ドラマ視聴率ランキング】 2023/03/30 14:59 仲宗根由紀子(エンタメライター) テレビ 安藤サクラ『ブラッシュアップライフ』がワースト入りも、日テレの“死に枠”で健闘? 残念ながらワースト3位となったのは、安藤サクラの民放プライム帯連ドラ初主演作である『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)。全話平均は6.2%に留まったが、同作が放送された「日曜ドラマ」枠は、このところ全話平均4~5%台が続いているため、“死に枠”にしては健闘したという見方もできる。 バカリズムが脚本を手掛ける同作は、主人公が何度も人生をやり直すタイムリープもの。登場人物の何気ない会話の中には、無数に伏線が張り巡らされており、「一言も聞き逃せない」と、何度も見返す視聴者が少なくなかったようだ。 また、主人公とその親友3人の結末に関して、予想合戦を繰り広げる視聴者が続出。SNS上では、「4人で同じ老人ホームに入る」「4人で鳩に生まれ変わり、同じ電線に止まる」という2つの予想で概ね意見が分かれていた。 結局、“4人で同じ老人ホームに入り亡くなったのち、4人とも鳩に生まれ変わる”というラストであったため、視聴者から「どっちもかい!」とツッコミの声が上がっていた。 『忍者に結婚は難しい』、ワースト2位の原因は…… ワースト2位は、菜々緒主演の忍者ラブコメディ『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)で、全話平均5.2%。同枠前クールの川口春奈主演『silent』の全話平均7.6%を2.4ポイント下回ってしまった。 同作は、敵対関係にある忍者の末裔同士が、秘密を抱えながら結婚生活を送るというドタバタコメディ。菜々緒の夫役を鈴木伸之が演じたことから、「2人ともスタイル良すぎ」「画力がすごい」とビジュアル面に話題が集中した。 一方、同作がオマージュしたと思われるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの共演映画『Mr.&Mrs.スミス』(05年)や、主人公夫婦の関係性が似ている綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)と比較する人が続出。視聴者からは「この2作品と比べると、安っぽい」という指摘も目立ち、ほかの作品に似ていたことが、敗因の一つなのかもしれない。 竜星涼『スタンドUPスタート』最低記録を更新 ぶっちぎりのワースト1位となったのは、3月29日に最終回を迎えたばかりの竜星涼主演『スタンドUPスタート』(同)で、全話平均は3.3%。15年7月期のEXILE・AKIRA主演『HEAT』と、昨年10月期のHey!Say!JUMP・山田涼介主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』(ともにフジテレビ系)が記録した全話平均3.8%を0.5ポイント下回り、プライム帯連ドラにおいて歴代最低記録となった。 同作は、漫画家・福田秀氏が「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の同題原作を実写化。「人間投資家」として“訳アリ人材”に投資していく主人公・三星大陽を竜星が演じるほか、THE RAMPAGE・吉野北人や乃木坂46・山下美月、小手伸也、小泉孝太郎、反町隆史、TEAM NACS・戸次重幸とキャストは豪華なだけに、この結果は残念でならない。 また、近年、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)を重視しているフジだが、『スタンドUPスタート』はコア視聴率においても1%未満まで落ち込むなど、散々な結果だった。見逃し無料配信動画サービス「TVer」のお気に入り数も25.3万人(30日現在)と、前出ドラマと比べるとかなり寂しい数字で、“完全敗北”ぶりがうかがえる。 ワーストにフジ系ドラマが並んでしまった今期。歴史的な低視聴率を叩き出してしまった『スタンドUPスタート』は、今後この記録を下回る作品が出現する日まで、メディアに何度も“イジられる”ことだろう。 次のページ 2023年1月期ドラマ全話平均視聴率ランキング 前のページ123次のページ 関連記事 『罠の戦争』フジ冬ドラマで視聴率トップ! 草なぎ剛が“証明”したこととは?山田裕貴、ファン困惑の意味深ツイートとは? 春ドラマでGP帯初主演との関連も竜星涼『スタンドUPスタート』第10話の視聴率2.4%が打ち立てた、“残念な新記録”とは?『女神の教室』月9で5年ぶり低視聴率――早々に脱落者が相次いだ原因とは?『夕暮れに、手をつなぐ』最終回、すれ違い演出に「無理ある」とツッコミ続出のワケ