【薬剤師監修】42℃以上の熱いお風呂はNG! 乾燥を防ぐ入浴方法3つのポイント
乾燥肌が気になる方は、お風呂に入らずにシャワーだけのほうがいいと思うかもしれません。しかし、お湯に浸かることはリラックス作用や温熱作用、水圧によってリンパの巡りがよくなる水圧作用、浮力によって筋肉がほぐれる作用など、メリットがたくさんあります。
そのため、入浴の際の乾燥予防ポイントを押さえつつ、できるだけ浴槽に浸かる習慣をつけるのがおすすめです。
2‐1. 乾燥肌向けボディソープを使う
ボディソープにもたくさんの種類があり、乾燥肌向けにセラミドやコラーゲンなどの保湿成分が配合されているものも販売されています。肌の乾燥が気になる方は、刺激が少ないものや保湿成分が含まれているものを使いましょう。
2‐2. 擦らず泡で優しく洗う
顔や体を洗うときは、擦らずに優しく泡で洗うように心がけてください。ナイロンタオルでゴシゴシ擦ると、皮脂が取れすぎたり、肌への刺激によって乾燥したりすることがあります。
顔や体は、基本的に手で丁寧に洗うのがおすすめ。背中など、手が届かないところは絹や木綿などの柔らかいタオルで擦らず洗いましょう。
2‐3. 入浴後すぐにボディクリームを塗る
入浴後の肌は皮脂が少なく、肌の水分が蒸発しやすい状態です。入浴後はなるべく早めにボディクリームなどの保湿剤を塗りましょう。顔だけでなく、全身に素早く塗るのがポイントです。
3. 乾燥・冷えが気になるときは漢方もおすすめ
肌の乾燥や体の冷えは女性にとっては大きな悩み。寒いと血管が収縮し、結果として血液の流れが滞って、すみずみまで栄養が行き渡らなくなります。その結果、冷えや乾燥などが起こりやすくなるのです。
肌の乾燥や冷えの改善には、
・血流をよくして、熱を巡らせたり、肌に栄養を届けて肌の代謝をよくしたりする
・胃腸の働きをよくして、熱や肌に必要な栄養を作りだす
・代謝を上げて、熱を作る機能を回復する
などの働きをもつ生薬を含む漢方薬を選びます。
何種類もの生薬を組み合わせて作られている漢方薬は、心と体全体を体質から改善することを得意としています。