『女神の教室』月9で5年ぶり低視聴率――早々に脱落者が相次いだ原因とは?
北川景子主演の月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)が3月20日放送の第11話で最終回を迎え、世帯平均視聴率6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。月9史上、稀に見る低調で幕を閉じた。
同ドラマは、ロースクール「青南大学法科大学院」に実務家教員として派遣された裁判官・柊木雫が、周囲の人々と価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問う“リーガル&ロースクールエンターテインメント”。柊木役の北川のほか、教員役として山田裕貴や及川光博、学生役として南沙良、高橋文哉、前田旺志郎らが出演している。
※以下、『女神の教室』最終回のネタバレを含みます
最終回では、柊木と藍井仁(山田)が受け持つ実務演習を選択した照井雪乃(南)、真中信太郎(高橋)、水沢拓磨(前田)、天野向日葵(河村花)が司法試験を突破。法曹界へと歩み出すも、それぞれの職場で悩みを抱えていた。
そんな中、司法試験に挑戦中の桐矢純平(前田)は、照井ら4人に飲み会をしようと呼びかける。しかし、集まったのは桐矢を除く4人のみ。照井らが桐矢を見つけ出すと、彼は「俺とは違ってプロになれたのに、“思っていたのとは違う”だなんて悩みはぜいたく。乗り越えてくれよ」と4人に告げる。
その後、司法試験の合格発表当日、桐矢が照井ら4人と番号を確認すると、見事合格。柊木も電話で報告を受け、笑顔を見せる。
ラストは、とんかつ弁当を頬張る柊木のワンショットで終了した同作。ネット上では「最後まで派手さはなかったけど、青春群像劇としてはなかなか楽しめた」「さまざまな社会の問題を真っ向から描き、好感が持てた。希望あふれるラストに胸が熱くなった」という好意的な声が目立つ。
一方、「北川景子主演だから見たけど、生徒中心の青春ドラマか……」「もっと北川が大活躍するドラマを見たかった」と北川の扱いに落胆する声が飛び交い、早々に脱落する視聴者が相次いだ模様。
実際、世帯視聴率で初回2ケタを記録した同作は、第2話で7%台に、第4話で6%台にまで落ち込み、結局、全話平均で7.0%を記録。“月9”枠の全話平均で8%を下回ったのは実に5年ぶりで、前回は2018年1月期の芳根京子主演『海月姫』(全話平均6.1%)であった。
「子どもにも見せたい素敵なドラマ」と賛辞が上がる一方で、「道徳の授業みたいで退屈」と不満の声もみられた同作。同枠前クールの吉沢亮主演『PICU 小児集中治療室』の全話平均8.5%を下回る低調ぶりからも、“北川の代表作”とは言えなさそうだ。