元美容師が推薦する“保湿ヘアケア”5選――ドラッグストアで買える“高コスパ”ヘアマスクは?
ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“オススメ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!
髪や頭皮が乾燥するとマズい理由
3月になってもまだ夜は肌寒く、暖房ももう少し手放せそうにありませんが、そうなると乾燥の悩みも続きます。乾燥によって皮膚はもちろんのこと、髪や頭皮も大きなダメージを受けていることでしょう。皮膚のように、皮がむけたり粉を吹くといったわかりやすい現象が見られないことから、髪の乾燥というイメージはあまりピンとこないかもしれません。ですが、冬場の乾燥は髪や頭皮にも大敵です。では、どんなダメージを被るのかを簡単に説明していきます。
まず、頭皮は顔と皮一枚でつながっており、顔の延長であることを頭においてください。なので、顔と同様、深刻な乾燥は、髪に大きな影響を及ぼすのです。髪には一定の水分がないと、髪の内部から支えるアミノ酸が不足してキューティクルが崩れてしまい、その結果、パサ付きが生じ、切れ毛や枝毛が発生。全体的にまとまりのない広がりをもったヘアになります。
髪も植物と一緒で、水分が足りないと枯れてしまうのです。当然、一度枯れた髪は完全には元に戻すことはできません。ただ、回復は可能ですが、時間と費用がかかります。また、頭皮に関しては乾燥の末に皮がむけることでフケが発生し、ひどい場合はかゆみや痛みを伴います。こうなると、カラーの発色やパーマのかかりにも影響が出てきてしまうので注意が必要です。
頭皮・髪の乾燥を防ぐ「保湿」に使えるアイテムとは?
乾燥対策にはまず保湿が大事。乾く頭皮には、保湿効果の高い育毛剤でうるおいをたっぷり補充し、塗布した後にマッサージをするとより効果的です。
特に、室内での暖房は髪や頭皮にストレスを与えます。普段から加湿器やミネラルウォータースプレーで水分を手軽に補給できる環境をつくっておくことがベスト。
また、食事面でも乾燥を予防できます。角質層の働きを正常化し、保湿力を高めてくれるビタミンAを含む食品がおすすめです!
それと、洗髪後に髪を濡れたまま放置するのは、パサつきのもとなので絶対にNGですよ。とはいっても、ドライヤーを長時間当てると過乾燥から頭皮を傷める要因にもなるので要注意。手早く乾かすことができて、可能ならばマイナスイオンが発生するドライヤーがいいですね。
ただ、高機能のドライヤーは高価でなかなか手が出にくいかも……。今すぐ手軽にできて効果的な対策は、保湿成分のあるオイルやヘアクリームを適度に髪になじませておくことです。これにより、キューティクルの外側にもう一つのバリアができ、水分が毛髪内部から逃げるのを防いでくれます。
では、私が厳選したドラッグストアで買えるおすすめの乾燥対策ヘアケアグッズをいくつか紹介したいと思います!
アンドハニー シルキー スムースモイスチャー ヘアオイル 3.0(1,540円/以下、全て税込み価格)
こちらは「保水オーガニック美容ヘアオイル」を謳っているオイル。はちみつ配合で、乾燥などから起こるからまりやゴワつきを保水力でケア。また、ケラチンなどの髪強度アップ効果も期待できます。製品の90%以上がオーガニックオイルやケラチンなどの保湿・保護成分で構成されており、毛先までうるサラ髪に導きます。
また、無添加フリー処方なので髪や肌にも優しく、子どもも安心して使えます。個人的にはヘアオイル全体の中でも、特にイチオシと思える商品です。質が高く、ツヤも手触りも強度感も完璧なうえに、リラックス効果のある香りもお気に入りです。
フィヨーレ Fプロテクト フォルムキーパー (1,320円)
こちらは、グレードが高すぎるアウトバストリートメントだと口コミでも高評価な逸品。有効性が高い成分がたくさん入っていて、髪と頭皮を同時にケアしてくれます。髪に塗布した瞬間に浸透し、補修、保湿、さらには消臭の効果も期待できる優れもの。また、即効性が高く持続性も文句ナシ。
また、これほど高機能でありながら肌にも安心して使えて、頭皮の乾燥もフォローしてくれます。コーティング性能も高いうえに蓄積しない皮膜を形成してくれるので、使うたびにキレイな被膜形成を再現できるんですよね。
毎日使用してもベタついたりせず、コスパも良い。使用感も仕上がりも段違いのクオリティなので、実は筆者もここ3カ月ほど使い続けています。特にダメージ毛にお悩みの方は、ぜひ一度試してみてほしいです!