娘が、買い与えた覚えのない「ちいかわ文房具」を持っていた――塾のママ友からの高額プレゼントに困惑
その後も、里香さん親子からの“ささやかなプレゼント”は続いた。
「私の迎えが遅れた際、里香さんが自分の娘以外のお友達にも自販機でジュースを買ってくれていたんです。1本120円とはいえ、4人で500円ほどになるじゃないですか。慌てて『払います』と代金を渡そうとしたのですが、断られてしまいました」
美幸さんいわく、里香さんは「ただただ純粋に、プレゼントを贈るのが好きなタイプ」。しかし、それがあまりに続くと、「こちらは恐縮するばかり」とため息をつく。
「愛理の誕生日には、『Canバッチgood!』という缶バッチが製作できるおもちゃをもらいました。子どもが交換する誕生日プレゼントなんて、せいぜい500円前後と思っていたのに、調べてみたら4,000円もするので驚いてしまって……。里香さんは私に気を使ってか、『私も娘も、プレゼントを選ぶのが好きなの』と言っていましたが、正直『同額のお返しをしなければいけないのか』と気が重くなりました。愛理の友達関係にヒビが入りそうで、誕生日プレゼントを断わることもできませんし」
ちなみに美幸さんは先日、里香さんからのある提案を受け、金銭感覚の違いを痛感したそうだ。
「まだ先の話ですが、『中学受験が終わったら、子どもだけでディズニーランドに行こう』と娘たちが盛り上がっているんです。里香さんにその話をしたら、今はディズニーランドのパークチケットだけでもかなり高額なのに、『おこづかいは3万円くらいかな』と言われ、衝撃を受けました。金銭感覚が違うママ友と付き合うには、どうすればよいのか……と、頭を悩ませてしまいます。子どもの誕生日プレゼントにしても、ディズニーランドのおこづかいにしても、ある程度みんなの意見を聞いて、予算を決めるのが、ママ友の暗黙のルールなんじゃないですか?」