高畑充希が吸血鬼役の4月期『unknown』、思い出されるあの“トンチキドラマ”
高畑充希と田中圭がダブル主演を務める4月期の連続ドラマ『unknown』(テレビ朝日系)。田中主演で2018年、19年に大ヒットした『おっさんずラブ』シリーズ(同)の制作陣が再集結しており、同ドラマに出演していた吉田鋼太郎も『unknown』の追加キャストとして発表されたが、「ネット上では同じ脚本家が手掛けた『恋はDeepに』(日本テレビ系・21年)を連想する者もおり、内容が懸念されている」(芸能ライター)そうだ。
来月18日に放送を開始する『unknown』は、実は“吸血鬼”であることを秘密にしてきた週刊誌のエース記者・闇原こころ(高畑)と、やはりある秘密を抱えているという警察官・朝田虎松(田中)を中心としたラブ・サスペンス。今月9日、こころの父でナイトドクター・海造役に吉田、こころの母で国民的ニュースキャスター・伊織役に麻生久美子、こころの同僚カメラマン・加賀美圭介役に町田啓太(劇団EXILE)の起用が新たに発表された。
「ネット上には『楽しみ!』と期待する書き込みが多数上がっているものの、吉田の出演が明らかになり“『おっさんずラブ』色”が強くなったことで、『「おっさんずラブ』は好きだけど、そのファンを釣るようなキャスティングには抵抗がある』といった苦言も散見されます」(同)
さらに、町田が20年に出演した『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)も『おっさんずラブ』と同じく“BLドラマ”だったこと、麻生が21年に出演した『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系)にも“BL風”の描写が多かったことから、「明らかにBL好きの視聴者を狙ってる」「ほかの作品の話題性に頼らず、内容で勝負してほしい」という声も寄せられている。しかも、肝心の内容にも不安要素があるという。
「『unknown』公式サイトを見ると、『ラブストーリー』と『本格サスペンス』を掲げているのですが、闇原家が吸血鬼一家ということで“ファンタジー要素”もあるとみられ、ネット上では『本格サスペンスにファンタジーってどうなんだろう?』『この出演者たちで、ファンタジー要素のないドラマを見てみたかった』と物議を醸しているんです」(同)
そんな中、「吸血鬼ドラマなの? なんかあの人魚ドラマを思い出す」と、石原さとみと綾野剛がダブル主演した『恋はDeepに』(日本テレビ系、以下『恋ぷに』)を連想したネットユーザーも出現。こちらは海洋学者で人魚の渚海音(石原)と不動産企業の御曹司・蓮田倫太郎(綾野)のラブストーリーだったが、初回以外は視聴率1ケタ台を連発。ヒロインが人魚という奇抜な設定が視聴者の心をつかみきれず、「ドラマファンの間では“トンチキドラマ”として認識されてる」(同)ようだ。
「そんな『恋ぷに』の脚本を手がけた徳尾浩司氏が、今回の『unknown』も担当します。同氏は『おっさんずラブ』をヒットさせ、最近だと多部未華子主演で20年に放送された『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)が全話平均15.1%を獲得したヒットメーカー。ただ、『unknown』はファンタジーとラブストーリーの組み合わせが『恋ぷに』と似ているだけに、やはり“トンチキドラマ化”が懸念されているのです」(同)
実際に『unknown』第1話が放送される時には、いい意味で予想を裏切ってほしいものだ。