松本人志、『ワイドナショー』降板はフジ都合か――「中居正広と一緒にあきれている」の証言
ダウンタウン・松本人志が、コメンテーターとしてレギュラー出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)から降板すると、2月23日配信の「フライデーデジタル」が報じた。その理由については、視聴率低下や中居正広との新番組『まつもtoなかい』の影響もあるとされていたが、「実情は少し違い、関係者の間では、松本とフジテレビの今後の関係が不安視されている」(テレビ局関係者)のだとか。テレビ業界から見れば、この電撃降板は松本の判断ではなく、フジサイドの“要請”に近いようだが……。
2014年より、日曜朝の情報番組として放送されている『ワイドナショー』。昨年4月からはスケジュールの都合で、松本は隔週出演へと変更されている。
「同番組は、過去に何度も打ち切りやレギュラー陣の降板話が浮上しています。というのも、番組内での扱いに各出演者から不満が出たり、収録した内容が事前にメディアに報じられてしまうという情報管理の甘さが露呈するなど、一時期はタレント側からゲスト出演を敬遠されていたほど、制作側に多くの問題点があったんです。また松本は以前から、ネットニュース媒体に対し、『キリトリ記事禁止』というプレートを掲げ、牽制を行っていましたが、フジサイドは『対策を取っている』とはいうものの、実際には放置していました」(スポーツ紙記者)
こうした背景から、同番組は、「松本とフジテレビの関係悪化を加速させる一因となっていた」(同)そうだ。
「ちなみに、相方の浜田雅功も、業界内でフジとの確執がささやかれ、『フジの番組への出演を拒否している』という説が浮上したことも。現状、浜田の同局レギュラーは『ジャンクSPORTS』のみで、21年に終了した『ダウンタウンなう』以降、新規の番組は制作されていません」(同)
しかし松本は、不満こそあるものの、現在の『ワイドナショー』から自らの意思で降板するつもりは毛頭なかったようだ。
「さまざまなトラブルを経てなお、松本が降板に至らなかったのは、新時代の情報番組として、手応えややりがいを感じていたから。本当に見切りをつけたいと思っていたのであれば、もっと早い段階で打ち切りとなっていたはず。今回の番組降板は、フジの“肝いり案件”である『まつもtoなかい』の収録スケジュールの兼ね合いと聞いています。フジとしては『「ワイドナ」は降板でいいからこっちを頼む』ということだそうです」(前出・テレビ局関係者)
局側が朝の番組よりもスポンサー料の高いゴールデン番組を重視するのは、ある意味当然。特に『まつもtoなかい』は、体調不良で休養していた中居の復帰後初となる新番組だけに、局も相当力を入れているだろうが……。
「それでも、フジが『ワイドナショー』を軽視したのは間違いない。この措置には松本だけでなく、たびたび同番組にゲスト出演してきた中居まであきれているそう。さらには正式発表よりも先に、またしてもメディアにすっぱ抜かれてしまったとあって、番組関係者も松本の逆鱗に触れていないかと心中穏やかではないでしょうね」(同)
報道から2日経過しても、フジサイドから松本降板に関する正式発表はないまま。報告は松本自身の口からとなりそうだが、果たしてどこまで本心を語るのか、固唾を呑んで見守りたい。