SixTONES・田中樹も標的に! ITジャーナリストに聞く、ジャニーズの流出騒動が多発するワケ
昨今、ジャニーズタレントの“流出騒動”が後を絶たない。最近では1月末、SixTONES・田中樹と見られる人物のプライベート写真や動画、LINE画面のスクリーンショットが、SNS上で大量に流され、ファンに大きな衝撃を与えた。流出犯は、田中と以前、交流があったとされる女性で、自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)に、これらを続々とアップしたのだ。
また2月に入ると、ジャニーズJr.内ユニット・少年忍者の安嶋秀生らしき人物の写真や動画がTikTok上でバラまかれる騒動も勃発。こちらの流出元は不明ながら、ジャニーズファンの間では、安嶋が自身の“裏アカウント(公式アカウントとは別に設けられた個人のアカウント)”に投稿したものが世に出てしまった可能性も指摘されている。
SNSの普及に伴い、同様の騒動が頻発しているジャニーズタレント。2020年には、ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsの橋本涼と作間龍斗が、女性とのベッド写真や未成年飲酒を疑われる写真のSNS流出をきっかけに、芸能活動を自粛するなど、今や流出騒動は、ジャニーズタレントにとって死活問題となっているのだ。
なぜ次から次へと、ジャニーズタレントの流出騒動が起こるのか、どういった対策を講ずるべきなのか――今回、芸能界事情にも詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏に見解をお聞きした。
ジャニーズ流出騒動が増加――「素人に手を出すのは危険」という認識が薄れた芸能界
――昨今、ジャニーズタレントの流出騒動が増加傾向にある印象です。このような事態をどのようにご覧になっていますか。
井上トシユキ氏(以下、井上) ジャニーズタレントと親しくしていた女性が、プライベート画像や動画を流出させるのは、いわゆる“リベンジポルノ”のようなものだと思います。そういった流出騒動が増えているのは、タレントとマネジャーのコミュニケーションが取れておらず、信頼関係が成り立っていないことが背景にあるのではないでしょうか。基本的にマネジャーは、タレントを守ってくれる立場。もしタレントが、マネジャーに「プライベートで付き合いのあった女性と関係を切ったので、何かしら起こるかもしれません」と事前に相談していれば、流出騒動が勃発する前に、事務所が双方の間に介入して、金なりなんなりで解決できたのではないかなぁと思います。
――ジャニーズタレントがプライベートでの交友関係を事務所側に逐一相談しているとは思えません。
井上 それに、最近のジャニーズタレントは、変な素人と遊んじゃっていますよね……。平成の初期くらいまで、芸能人には「素人に手を出すのは危険」という認識があり、いわゆる水商売のプロの方と遊んでいたんです。だから関係を清算する時も、結構、金でカタがついたものなのですが。
――確かに、SNSでジャニーズタレントとのつながりを匂わせている女性は、夜の街によく繰り出しているちょっと有名なインスタグラマー……つまり素人が多い印象です。あとは、水商売の中でもラウンジ嬢でしょうか。
井上 平成の後半くらいからは、水商売でも、女性従業員の“素人っぽさ”を売りにするところが増え、実際にプロとしての意識を持たないまま、その世界に入る人が増えていったように思います。そこに、オタクマインドを持つ女性が紛れ込んでいるケースもあるでしょう。実際、私も「コンサートツアーを全通したい」という理由で、稼ぎのいい水商売をしているという女性に会ったことがありますよ。