有吉弘行のお見事なマスコミ対策――週刊誌記者への「気持ち悪い」発言のウラ側
有吉弘行が2月19日、自身がパーソナリティを務めるラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)の中で“女性週刊誌”にクレームをつけた。有吉は、記者が自宅マンションの住人に取材をしていたことを知り、「気持ち悪い」とこぼしていたが、業界内では「どうやら先回りして、ファンに週刊誌批判をさせるための“燃料”を投下していたようだ」(テレビ局関係者)と指摘されている。
同ラジオ内で、有吉は、マンション管理人から「女性週刊誌の人が『有吉さんはここに住んでるんですけど、どんな人ですか』って聞いてましたよ」と教えてもらったことを告白。その上で、「住人にもさ、住んでるかどうか知らないのに『有吉さん、ここに住んでるんですけど』って、アイツらが聞いてるんだよ。記事にならなかったら、どっかに情報売ってんじゃないかと思って。本当に気持ち悪いよね」などと、女性週刊誌記者へのイラ立ちや不信感を口にしていた。
「有吉がラジオで話した内容が一部メディアに取り上げられると、ネットユーザーからは『有吉が正しい』『個人情報を流出させるなんて、犯罪じゃないの?』などとマスコミを批判する声が寄せられました。一方、今回の有吉のトークは、どうやら翌週発売の週刊誌に向けた“燃料投下”だったとみられます」(同)
というのも、ラジオ放送の翌々日、2月21日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)に、有吉がセキュリティー万全のマンションに住んでいるという記事が掲載されたのだ。
「同誌記者は実際にマンションを訪れ、住人にインタビュー。その住人は、マンション内で有吉と会ったことがないどころか、ほかの階の住人と顔を合わせることもほとんどない、とコメントしていました。有吉・夏目三久夫妻が住居として選んだのは、“鉄壁ガードの要塞”のようなマンションであることがうかがえます」(同)
こうした背景もあるだけに、有吉が自身の居住情報を住人にバラした記者に怒るのは当然といえる。
「今回ラジオが放送されたタイミングだと、すでに所属事務所に記事掲載の連絡は行っていたはず。つまり有吉は、『週刊女性』で記事が出るとわかった上で、同誌記者への不満を爆発させたわけです。これはつまり、自身のファンに向けて、同誌を発売と同時に“叩いてくれ”という前フリだったのではないか……と、マスコミ関係者は見ています。今後のマスコミ対策として、この牽制は実にお見事ですよ」(同)
有吉のマスコミ対策は、思惑通りの効果を発揮するのだろうか。